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NIKKEI ASIAN REVIEWの難易度を検証【SVL12000でのカバー率は?】

2019年8月1日

NIKKEI ASIAN REVIEW

本記事では、日本経済新聞がアジアに特化した記事を掲載する英字週刊誌『NIKKEI ASIAN REVIEW』の記事を実際に読んで、語彙・英文の難易度を検証してみたいと思います。

 

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Yoshiプロフィール

 

以前、アメリカの有名な雑誌NewsweekとTIMEの英語について難易度を検証しました。

>> Newsweek英語版って難しい?【TOEIC満点が読んでみた結果】

>> 英語雑誌TIMEの難易度はどんな感じ?【TOEIC満点が読んでみた結果】

 

今回はNIKKEI ASIAN REVIEWです。

NewsweekやTIMEは、理解はできるものの続けるのはけっこう辛いと思い、英語の勉強と情報収集が両立できて、かつ比較的読みやすく継続できそうなもの、ということでNIKKEI ASIAN REVIEWにトライしてみました。

今回は2記事読んで、主に使われている語彙を分析、アルクのレベル別語彙リストSVL12000(Standard Vocabulary List)でのカバー率等を検証してみました。

※SVL12000: アルクが”日本人の英語学習者にとって有用であると思われる英語語彙1万2000語を選び出し、基礎から上級へと12のレベルに区分した段階別学習語彙リスト”のこと(参考:アルクサイト

 

SVL12000究極の英単語Vol.1~4として4冊に分けて販売されており、必要な英単語を網羅的に学習できる教材として有名ですね。

このリストと照らし合わせることで、客観的に難易度を検証していきたいと思います。

 

2記事だけなのであくまで参考値にはなりますが、NIKKEI ASIAN REVIEWに興味のある方はぜひご覧ください。

 

内容理解度

内容理解度

さっそく内容に入っていきます。

まずは内容の理解度です。

ちなみに僕の英語力としてはTOEICは満点を取得、語彙力は20000語前後だと認識しています。

 

今回読んだのは1つ目がフィリピンの海外送金市場についての記事、2つ目がタイの財閥CPグループがパタヤに商業施設を建設するという記事でした。

  • ボリューム :3ページ
  • 総単語数  :ざっくり1,400語
  • 内容理解  :かなりスラスラ読めた

 

つまづくこともなく、かなりスラスラ読めた印象です。

先日読んだNewsweek、TIMEよりは格段に読みやすかったです。

 

記事中に使われていた語彙について、レベルが高い語彙(目安:究極の英単語Vol.3以上(SVL12000中6001以上))を中心にピックアップし、難易度を検証してみました。

 

ちなみに、一般的には文章中に使われる単語の98%を知っていないと理解が難しく、99%以上でかなり楽になるといわれています。

 

使用されている語彙のレベル

使用されている語彙レベル

以下の通りピックアップしました。

究極の英単語Vol.3以上(12000語中6001以上)はだいたい拾えていると思います。

(意味は適当に検索したものなので、ほどほどに見ておいてください)

英単語 和訳 究極の英単語Vol.
fierce 激しい 2
homegrown 地元の 該当なし
wield を使う 4
perk 特典 4
dominance 支配 3
remittance 送金 4
hassle 困難 4
reliable 信頼できる 2
trail 跡を追う 2
enticing 魅惑的な 3
armed with 備えている 2
compatriot 同胞 該当なし
pawnshops 質屋 4
makeshift 間に合わせの 4
diaspora 離散したユダヤ人 該当なし
ledger 台帳 4
underpinning 支え 4
cryptocurrency 暗号通貨 該当なし
decentralize 分散させる 4
liquidity 流動性 4
inevitable 不可避の 2
oversight 監視 3
urge 駆り立てる 2
illicit 不法な 4
conglomerate 複合企業 4
budget 予算 2
profitability 収益性 2
entrepreneurial 企業家の 3
replete with で満ちて 4
linchpin 該当なし
funnel 送り込む 4

 

複数の単語で成り立つ語彙も載せておきます。

語彙 和訳
cutting-edge 最先端
so-called いわゆる
per capita 一人当たり
up and running 稼働する
is home to が存在する
come up with 思いつく
word-of-mouth 口コミ

 

いかがでしょうか。

単語に関しては、究極の英単語Vol. 3(SVL6001-9000)から4語、Vol. 4(SVL9001-12000)から14語と、特にVol.4との重複が多いですね。

SVL12000に入っていないのはたった5語でした。

リストに挙げていないものは、主に究極の英単語Vol.1・2(SVL1-6000)に入っているような基本単語ばかりなので、SVL12000(究極の英単語Vol.1~4)によるカバー率は1,395/1400=99.64%と推測できます。

 

もちろん発行元が日本経済新聞なので、文章自体が日本人にとって読みやすいということはありますが、Newsweekで体感した語彙認識率98.5%のときとは理解度・読解スピードが全くちがいますね。

たったの1%でもその差は非常に大きいと感じました。

 

NIKKEI ASIAN REVIEWを読むメリット

NIKKEI ASIAN REVIEWを読むメリット

メリットを3つ挙げてみました。

①英文読解の訓練になる

語彙はTOEICレベルを超えたものもありますが、ストレートで読みやすい文章が多いです。

TOEIC800点前後、英検準一級レベルの英語力があれば読めるかと思います。

 

NewsweekやTIMEは、やはりネイティブ向けなので日本人には理解しにくい文章があったりします。

その点、ライターも日本人の方が多いようなので趣旨がわかりやすく、語彙と基本的な表現さえ押さえていれば、そこまでストレスなく読むことができます

 

もちろん、ネイティブのよりリアルな英語表現に触れたければ海外発のNewsweekやTIMEがいいのですが、いきなりはハードルが高いです。

その前段階、英語雑誌を読む初めのステップとして非常におすすめです。

 

あと、1-2ページで完結する記事が多く、その点でも読みやすいです。

理解度が低いまま何ページも読むのって、けっこう辛いですからね・・・

 

②SVL12000レベルの単語が頻出する

先述の通り、特に究極の英単語Vol.4、つまりSVL9001-12000の単語がかなり出ていました。

究極の英単語は12,000語を網羅的に覚えられるという意味で非常に有用である一方、半分は例文がなかったりするので個人的には覚えるのにけっこう苦労しました。

究極の英単語で学習しつつ、NIKKEI ASIAN REVIEWで実際の使われ方を学び定着させていくというのは非常に効果的な方法だと思います。

 

上のリストにある単語がけっこう分かる、という方はぜひチャレンジしてみてください。

単語帳で覚えただけだった単語を、しっかり定着させていくことができると思います。

逆に全然わからないという方は、The Japan Times Alphaなどの和訳語注付きの英字新聞などから始められる方がよいかもしれません。

 

③アジア経済の情報収集ができる

日本企業の海外戦略というと、やはりアジアはかなり重要なマーケットです。

英語を勉強している方の中には、海外事業に携わっている、または将来的に携わりたいという方も多いかと思います。

アジア各国の実情を英語で学べるのだから、一石二鳥ですね!

 

NIKKEI ASIAN REVIEWの難易度検証まとめ

NIKKEI ASIAN REVIEWの難易度検証まとめ

以上、日本経済新聞が発行するアジアに特化した英字週刊誌『NIKKEI ASIAN REVIEW』について、語彙・英文の難易度を検証してみました。

 

結論としては、語彙レベルは究極の英単語をVol.4まで覚えていればほぼカバーできるレベル、文章レベルはNewsweekやTIMEより読みやすく、TOEIC800点前後・英検準一級程度の英語力があれば問題なく読めるレベル、というのが今回読んでみた印象です。

 


 

比較的読みやすい文章で、英語学習をしつつアジアに関する情報収集ができるので、オススメの雑誌です。

 

もし語彙力をもっと強化したいと考えているなら、ぼく自身が23,000語レベルと判定されるまでに使用した単語帳を『英単語10000語レベル以上のオススメ教材』にまとめたので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

英単語10000語レベル以上のオススメ教材
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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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