このブログ管理人のよしです。海外に住んだことはないですが、TOEIC満点を取るなど独学で英語力を磨いてきました。
とりわけ、初めに英語耳で発音を磨いたことが、ここまで英語力を伸ばせた一番のポイントだったと思っています。
この記事を書いている僕は、留学経験などはなく独学で英語を学び、大学時代に3カ月でTOEIC855点、1年で975点を取得することができました。
その後、英語を使う仕事に恵まれ、TOEICは満点を取得。
最近ではアメリカ担当を任され、現地に一人で出張に行ってアメリカ人との会議や打ち合わせをこなしています。
その英語力のベースとなったのが、英語耳での発音習得です。
本記事ではそんな僕が、英語耳を使った発音習得について、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、英語耳による発音習得のメリットがわかり、英語力アップに向けた一歩を踏み出すことができますよ。
タップできる目次
英語耳で期待できる効果とは
まず、英語耳で期待できる効果を確認しておきましょう。
英語耳に取り組めば、発音の基礎が身に付く
英語耳はタイトルに「耳」とついていますが、この本が教えてくれるのは発音です。
発音って、義務教育の一番最初に少しだけ練習したかもしれませんが、その後はほとんど触れてこなかった方が多いと思います。
しかし、英語力が大きく伸びるかどうかは発音が身に付いているか次第といっても過言ではありません。
発音が分かっていないと、自分の英語が伝わらないし、相手の英語も聞き取れないからです。
日本人の英語が伸び悩む原因の一つが、この発音を疎かにしているという点だとも言えます。
発音が身に付けば、リスニング力が上がる
発音を身につければ、リスニング力は間違いなくアップします。
理由はシンプルで、自分で発音できる音は確実に聞き取ることができるからです。
ぼく自身、英語耳を手に取ったのはリスニング力をアップさせるためでした。
実際、本の表紙にも以下の文言が記載されています。
発音ができるとリスニングができる
まず初めに英語耳に取り組んだことで、TOEICのスコアを短期間で着実に伸ばすことができました。
英語の発音が分かっていない状態で何度聞いても、なかなかリスニングができるようにはなりません。
逆に、各単語の発音を理解し、それらがどうつながるかのルールを知っていれば、確実に聞き取れるようになります。
そんなリスニング力アップの鍵を握る発音習得において、英語耳は初心者でも取っつきやすく、基礎をマスターするのに打ってつけの教材です。
具体的に英語耳のどこがオススメなのか、ご紹介していきますね。
発音本の中でも英語耳がオススメな理由
それでは、英語耳がオススメな理由をご紹介します。
ちなみに、他の発音本ではだめということは全くありません。
きちんと継続して取り組めるのであれば、どの本を使ってもある程度の効果は見込めます。
ただ、適切なトレーニングが継続できるというのが前提になります。
発音練習って地味なトレーニングなので、取り組むことの意義をしっかりと理解し、上達を実感できないとなかなか続かないものです。
ぼく自身、初めは別の発音本を買ったのですが、わりと早めに挫折してしまいました。
説明がカタくてポイントが掴みづらかったのと、その本で学んだことによってどうなるのかのイメージができなかったからです。
その点、英語耳は以下3つのポイントでおすすめです。
英語耳のおすすめポイント
- 「リスニングのための発音習得」とコンセプトが明確
- 日本人学習者がつまずきやすいポイントのケア
- 1周約20分という復習のしやすさ
順番に解説していきますね。
1.「リスニングのための発音習得」とコンセプトが明確
発音の本なのにタイトルが「耳」になっていることからも、「リスニング力アップのために発音練習をするんだ」というメッセージが明確です。
ぼくは特にTOEICの対策をしていたので、ただ英語の発音がよくなるだけでなく、「リスニングにまで大きな効果が期待できるならやる価値は十分」と納得して取り組むことができました。
またそのメカニズム、つまり発音習得がなぜリスニング力アップにつながるのかという説明も、第1章で詳しく書いてあります。
目的意識やゴールが明確だと、挫折しづらくなりますね。
2.日本人学習者がつまずきやすいポイントへのケア
また、日本人が犯しやすい間違いや苦手な部分をケアしてくれている点もよかったです。
一番印象に残っているのは「r」の発音です。
英語耳に取り組む以前は、昔聞いた「巻き舌」という意識が頭に強く残っており、音がうまく出せない、出し方が分からない状態でした。
しかし、本書の解説により口の動かし方・出すべき音が理解でき、徐々に正しい「r」の音が出せるようになりました。
他にも、日本人があまり区別できない「s」と「sh」の違いなど丁寧に解説されており、取り組むことで英語の音が識別できるようになってきます。
3.1周約20分という反復のしやすさ
付属のCDを使えば、1周約20分で母音・子音を一通り練習することができます。
ぼく自身、この手軽さが、英語耳を継続できた大きな要因だと思っています。
英語学習は継続がすべてです。
少しでもめんどくさいと思ってしまうと徐々にやらなくなってしまうので、続けやすさは大事ですよね。
他の発音本だと1周するのに2時間や3時間かかるものもあるので、気が重くなりがちです。
その点、20分ならサクッと1周することができますよね。
以上、ぼくの考える英語耳のおすすめポイントを3つご紹介しました。
英語耳の使い方を解説【1カ月で十分】
次に、『英語耳』による発音トレーニングの期間と方法についてお話しします。
英語耳に取り組む期間は1カ月で十分
まず期間ですが、ぼくが英語耳自体に取り組んだのはたった1~2週間でした。
長くても1カ月程度あれば十分だと言えます。
ただ、もちろん英語耳を使うのが1カ月というだけで、その後も発音には取り組み続ける必要があります。
だいたいの発音のコツを掴めたら、シャドーイングで更にブラッシュアップしていくイメージです。
英語耳からシャドーイングへ
- 『英語耳』で個々の母音・子音をトレーニング
- 『シャドーイング』で文章単位での発音をトレーニング
※シャドーイングについては後述。
それでは具体的な使い方を解説しますね。
英語耳の使い方を3ステップで解説
英語耳を使った発音習得は、以下の3ステップで取り組むことをオススメします。
ステップ①:解説を読みつつ、CDをマネしてみる
まずはしっかり本の解説を読んだ上で、CDを聞きながら音をマネしていきます。
「こうかな?いや、こうかな?」と色々試しながら、CDの音声に近づけていきましょう。
CDの音をしっかり聞いて、それを再現するように心がけます。
ステップ②:CDで反復トレーニング
一度全体を通したら、2章から5章の『子音編・母音編・R編・音声変化編』を繰り返しましょう。
(個人的には、1章の解説は一度読めばいいですし、6章以降の内容はおまけ程度に見ておけばいいかなと思っています。)
CDを流しながら、ひたすら英語の音をマネしていきます。
CDは男性の声と女性の声がありますが、どちらか一方にすれば20分強で1周できます。
うまくできなかったところは解説を読み直して、再度練習。
納得いく音が出せるまで繰り返しましょう。
2週間から1カ月程度継続し、感覚を掴めたらシャドーイングに移行していきます。
ステップ③:シャドーイングで応用
個々の発音の感覚が掴めてきたら、シャドーイングで応用しましょう。
シャドーイングとは
お手本の英語音声に少し遅れて影のようについてマネしていくトレーニング
発音やリズムが身に付くおすすめの学習法で、ぼく自身もTOEIC対策はほとんどシャドーイングで行っていました。
英語耳では、個々の母音・子音について練習しますが、シャドーイングも取り入れることにより文章単位での英語のリズムが体得できます。
ぼく自身は以下の『決定版 英語シャドーイング』で基礎を学んだ後、ひたすら毎日シャドーイングを続け、TOEIC975点まで至ることができました。
以上、英語耳を使った発音習得の方法を3ステップでご紹介しました。
シャドーイングの添削サービスもあり
上記の通り、シャドーイングはかなり効果的な学習法なんですが、一方で挫折する方が多いのも事実です。
理由としては、「うまくできているのか自分で分からない」という点が大きいですね。
ぼく自身も「これでいいのかな?」と半信半疑のまま取り組んだので、結果が出るまではかなり不安でした。
最近だと、プロがシャドーイングを添削してくれる「シャドテン」というサービスもありますね。
ぼく自身も体験してみましたが、専用アプリでさくっと取り組めるのに、的確なアドバイスが毎日届くのでかなり良かったです。
「シャドーイングに興味はあるけど何から始めていいか分からない」という方におすすめです。
≫ 「シャドテン」のレビュー記事を見てみる
まとめ:英語耳で発音を身につけよう!
以上、英語耳を使った発音習得についてご紹介しました。
早い段階で英語の発音を身につけておくことで、その後の学習効率は大きく向上します。
特にこれから英語学習を本格的に始めようと思っている方には、英語耳は取っつきやすくておすすめです。
シャドーイングと合わせて取り組むことで、TOEIC800点、900点も十分射程圏内に入るので、ぜひ取り入れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。