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Word Power Made Easy徹底レビュー【おすすめ洋書ボキャビル本】

2019年7月29日

Word Power Made Easy徹底レビュー【おすすめ洋書ボキャビル本】

本記事では、ネイティブ向けの語彙力増強本『Word Power Made Easy』についてレビューします。

 

以前にご紹介した『INSTANT WORD POWER』の続編といえる本です。

語源の知識等がない場合は、まず『INSTANT WORD POWER』から取り組むことをオススメします。

>> INSTANT WORD POWER徹底レビュー【洋書ボキャビルの第一歩】

 

『INSTANT WORD POWER』同様、ネイティブ向けではあるものの説明文などはそこまで難しくありません。

しかし、『Word Power Made Easy』で扱われている語彙自体は、かなりレベルが高いです。

英検一級、もしくはそれ以上を目指す方向けといった感じです。

 

それでは、詳しく内容を見ていきます。

 

本の構成

大まかな構成は以下の通りです。

本の構成

  • 全528ページ(索引除く)
  • 47セッション + 合間に文法・語法解説
  • レビューテスト×3 + 最終テスト

 

著者曰く1セッション30分~45分とありますが、僕は書き込みをせず文法・語法解説も飛ばしてしまったので、1セッション30分以内で取り組みました。

ちなみにこの方法がオススメというわけではなく、僕はスピーディに語彙を増やしたかったのでそのようにしただけです。

時間としては、30分×47セッション=1,410分=約23.5時間で一周したことになります。

通勤で往復2時間取り組んでいたので、読了後の復習も含め2週間程度で終了しました。

 

セッションの進み方は、職業名など同じカテゴリーの単語が10個紹介された後、多方面からその理解を問うクイズが続きます。

次のセッションでは、前セッションの単語を語源をキーに派生させる形で新たな単語を学びます。

これにより、語源の共通する単語を紐づけて覚えられ、しかも何度も反復演習するので、定着率が非常に高いです。

 

何度も繰り返すという部分は、『INSTANT WORD POWER』同様、著者の強い意志が感じられます。

以下冒頭部分からの引用です。

Don't read this book!

Instead, work with it. Write in it, talk aloud to it, talk back to it - use your pen or pencil, your voice, not just your eyes and mind.

Learning, real learning, goes on only through active participation.

 

熱意が伝わってきますね。

それでは、次に収録語彙数と難易度を見ていきます。

 

収録語彙数と難易度

収録語彙数は正確に数えるのは困難ですが、おそらく700語以上1,000語以下だと思います。

そこまで多くはないですが、日本の単語帳とちがい確実に定着させるためにページ数が割かれているので、その意味では適切な量かと思います。

 

 

難易度については、冒頭のボキャブラリーテストから、以下10個ピックアップしてみました。

これらはすべて本書で学ぶ単語になります。

単語一例

audacious

indefatigable

ophthalmologist

loquacity

incorrigible

retrospect

clandestine

apathetic

diaphanous

gregarious

 

英検一級レベルの英単語も入っており、難易度は高いと思います。

僕は英検一級パス単をやった後に取り組んだので、うろ覚えだった単語をしっかりと定着させるという意味でも非常に役立ちました。

 

ちょっとマニアックすぎるのではと思う部分もありましたが、ちょうど今見ている海外ドラマ『フレンズ』には、obstetrician、gynecologist、orthodontistなど、シーズン1からばっちり登場しました。

 

何度も読み返したわけではないのに思い出せたのは、本書による徹底した反復演習のおかげだと思います。

語彙レベルについても、日本人にとっては難しいですが教養のあるネイティブにとっては割と常識的な単語なので、やる価値は大いにあります。

 

おすすめポイント

 

おすすめポイント

おすすめポイントをまとめると、以下の通りです。

おすすめポイント

  1. ハイレベル語彙が習得できる
  2. 語源知識が身に付く
  3. 徹底した反復演習により定着率が高い
  4. 英文を読む訓練になる
  5. 安い
  6. 携帯しやすい
  7. チベーションを上げてくれる

 

順番に解説します。

 

①ハイレベル語彙が習得できる

英検一級もしくはそれ以上の語彙が身に付きます。

英語雑誌等、レベルの高い英文を読んでいると遭遇する確率がけっこう高い印象です。

また単語のコンセプトやエピソードが文章で紹介されているので、記憶に残りやすいです。

 

②語源知識が身に付く

語源(Etymology)の知識、またそれぞれの語源から派生した語彙がかなり身に付きます。

これは特に、前述の『INSTANT WORD POWER』と合わせて取り組んだ場合により深く身に付きます。

ここで得た語源の知識は本書で学んだ単語の記憶に役立つだけでなく、その後のボキャブラリー増強においても大きな効果を発揮します。

 

③徹底した反復演習により定着率が高い

『Instant Word Power』同様、しつこいくらいに同じ単語がクイズにでてきます。

同じクイズばかりではなく、多方面から問われるので、都度その単語について考えさせられます。

これによって、何度も読み返したわけではないのに、非常に定着率が高いです。

 

④英文を読む訓練になる

本書自体が洋書なので、当然ですがそれぞれの英単語の説明もすべて英語です。

コンセプトを読みながら、どんな意味の単語なんだろうと探っていくことになります。

説明自体はそこまで難しくありませんが、語彙自体のレベルが高く、またページ数も多いです。

 

これを最後まで読み切れば、かなりの量の英文を読むトレーニングができたことになりますし、ネイティブ向けのボキャブラリー増強本を読み切ったというのは大きな自信になります。

 

⑤安い

Amazonだと、税込1,024円とあります(2019/7/29時点で、変動の可能性あり)。

約1,000円で、重要語彙1,000語弱とと語源の知識が身に付くなら十分お得です。

ちなみに私は本屋で買ってしまいましたが、裏面の売価をみると1,440円+税とありますのでAmazonで買えばよかったと後悔しています。

 

⑥携帯しやすい

分厚いですが、ペーパーバックなので持ち運びはしやすいです。

移動時間にさっと出して勉強できます。

 

⑦モチベーションを上げてくれる

ところどころ、著者が語彙力増強に対する考え方を解説するとともに、下記のようなトークをしてくれます。

When you have finished working with this book, you will no longer be the same person.

You can't be.

If you honestly read every page, if you do every exercise, if you take every test, if you follow every principle, you will go through an intellectual experience that will effect a radical change in you.

 

If you can recapture the "powerful urge to learn" with which you were born, you can go on increasing your vocabulary at a prodigious rate-

No matter what your present age.

*prodigious: 驚異的な

 

比較的易しい表現で、モチベーションの上がるメッセージです。

 

デメリットもある

デメリットもある

デメリットもあるので一応挙げておきます。

メリットの方が断然大きいですが、購入する際は一応考慮に入れておきましょう。

 

①発音記号が分かりにくい

日本で使われている発音記号とは違うので、初めはとっつきにくいかもしれません。

ただ、解説がちゃんとついているので、いくつか見比べていればわかるようになります。

 

②音声がない

最近の日本で出版される単語帳なら大体音声がついているので耳からも学習できますが、本書にはありません。

ただ、値段を考えれば音声がないのは仕方ないかなと思います。

音声なしでも十分すぎるほど学びの多い教材です。

 

Word Power Made Easy レビューまとめ

以上、ネイティブ向け語彙力増強本『Word Power Made Easy』についてレビューしてみました。

まとめると以下の通りです。

おすすめポイント

  1. ハイレベル語彙が習得できる
  2. 語源知識が身に付く
  3. 徹底した反復演習により定着率が高い
  4. 英文を読む訓練になる
  5. 安い
  6. 携帯しやすい
  7. チベーションを上げてくれる

デメリット

  1. 発音記号が分かりにくい
  2. 音声がない

 

英検一級もしくはそれ以上のハイレベルな語彙が身に付き、語源知識も身に付くとても優れた教材です。

 

ちょっと難しいかもと感じる場合は、同じ著者の『INSTANT WORD POWER』から取り組んでみましょう。

>> INSTANT WORD POWER徹底レビュー【洋書ボキャビルの第一歩】

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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