英語喉の著者による新シリーズ『英語の勘1・2・3』(Kindle)の最後、三冊目を読んでみたのでレビューします。
※後日追記 三冊まとめレビューはこちら。
英語の勘1は名詞、英語の勘2は文法にフォーカスしていましたが、この三冊目は「ネイティブのように話す方法」です。
三冊目が一番楽しみだったんですが、期待通り得るものが多かったです。
簡単に言うと、この通りにやれば英語を話すのがラクになる、そんな本です。
資格試験などで論理的に話す英語というよりは、日常会話で生き生きと英語を話すためのヒント、といった印象です。
以下、さっそく紹介していきます。
※本記事は2020年7月時点の情報に基づいています。
タップできる目次
英語の勘シリーズについて
英語の勘は、在米歴25年の著者が培った英語を話す際の考え方・コツを学ぶことができるシリーズです。
3冊それぞれのテーマは以下の通り。
英語の勘2 語順 単語と文の並べ方
英語の勘3 ネイティブのように話す方法 英会話の基本発想と語彙
完ぺきな英語を話そうと頭の中が忙しくなってしまう日本人学習者に向けて、新しい切り口でさまざまなアドバイスがされています。
英会話の参考になるだけでなく、読み物としても非常に面白いです。
英語の勘3の内容について
英語の勘3は「ネイティブのように話す方法 英会話の基本発想と語彙」についてです。
より実践的な英会話にフォーカスされています。
日本人と英語ネイティブの会話における習慣の違いに基づき、
- なぜ日本人は会話の主導権を握られてしまうのか
- なぜ日本人の話はすぐ終わってしまうのか
- ネイティブはどのように話を展開しているのか
といったポイントを掘り下げ、その解決に向けたアドバイスが提示されています。
これらの事実を知ると、英語を話すということのハードルがぐっと下がると感じました。
著者のSNSでは本書で学べる内容も一部公開されているので、既にぼく自身もオンライン英会話でいくつか実践していますが、より平常心でラクに英語が話せるようになったと感じています。
印象に残ったポイント
今回も、個人的に「なるほど」・「面白い」と思ったポイントを3つだけご紹介します。
英語話者の会話はキャッチボールではない
思い当たる節がけっこうあるのではないかと思います。
キャッチボールのつもりで一言返したら、その後相手が延々と話し続け、結局言いたいことが言えなかった・・・
国にもよると思いますが、外国人とコミュニケーションをしたことがある方なら経験があるかもしれません。
何となく感覚としては理解していましたが、本書ではそれが言語化されていて、それではどう対応すればいいのかというアドバイスに落とし込まれています。
非常に実践的だと思います。
臨場感のある話し方をしよう
ぼく自身、美しい文章を作ろうとするがあまり、英語が説明的になって感情がこもらない会話になってしまうことがあります。
これは大いに反省すべき点です。
もう少し肩の力を抜いて、自分が話しやすいように英語を話すことで、結果的に生きたコミュニケーションができるようになると思います。
臨場感を出すことで、自然に相手も話を聞いてくれるとのこと。一石二鳥です。
セリフにすれば、時制を気にする必要がない
単純な文章ならいいのですが、接続詞やthat節でつながる文章を口にするとき、ぼくも未だに時制を間違えて言い直すことがあります。
本書では会話の中に人物を登場させて、その人のセリフにしてしまうという作戦が提示されていて、なるほどと思いました。
これだと、ほぼ現在時制で話せてしまいます。
セリフにするメリットはこれだけではなく他にも語られていますが、個人的には何より楽しんで話せるのでおすすめです。
以上、英語の勘3を読んで印象に残ったポイントでした。
無料で読んだ方法
英語の勘1・2・3すべてkindle unlimitedの読み放題の対象になっています(2020年7月時点)。
月額980円ですが、初回登録だと30日間無料なので、もし興味があるなら今のうちにどうぞ。
すぐに解約しても期間中は読み続けることができます。
ただ、無料でなくとも英会話に悩んでいる方ならぜひ読むべきシリーズだと言えます。
一冊70~100ページ程度なので、じっくり読んでもそこまで時間はかかりません。
あなたの英会話に対する考え方がガラッと変わるかもしれません。
※注意
kindle unlimitedの対象本は定期的に入れ替えがあるため、稀にご紹介した本が外れていることがあります。amazonのリンクをクリックしてKindle版の価格欄に「kindle unlimited」と表示されているものが読み放題の対象です。
英語の勘3レビューまとめ
以上、英語の勘3のレビュー記事でした。
ネイティブのように話すコツが惜しみなく公開されており、本当にいろいろな気付きを与えてくれました。
まずはオンライン英会話で、どんどん実践していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考になっていれば嬉しいです。