英語を本気で学ぶなら、発音の練習が大事だと聞いた。
おすすめの本があれば、教えてほしいです。
このブログを運営しているYOSHIです。
海外に住んだことはないですが、TOEIC満点を取るなど独学で英語力を磨いてきました。
この記事では、これまでの英語学習で役に立った発音本を5冊ご紹介します!
本屋の英語コーナーに行くと、発音関連だけでも「英語耳」「英語喉」「英語舌」「フォニックス」などなど、いろいろあって本当に迷いますよね。
本記事では、10年以上英語を学び、仕事でも英語を使ってきた僕がおすすめの英語発音本を5冊ご紹介します。
※基本的にすべてアメリカ英語発音をベースにした本です。
ぜひご自身の英語レベルに合わせて選んでみてください。
タップできる目次
なぜ英語学習において発音習得が重要なのか
まず、発音習得がなぜそこまで重要なのか、さくっとご紹介しておきます。
①:日本人の英語は伝わりづらい
これまで9年ほど英語を使って仕事をしてきましたが、日本人の英語はとにかく伝わりづらいです。
ぼく自身は入社前に、この後ご紹介する「英語耳」で発音トレーニングに取り組んでいたので、伝わるレベルの発音にはなっていました。
そのおかげで海外の仕事相手から「君の英語は聞き取りやすくて助かる。」と言ってもらえることが多かったですが、それと同時に「正直言って、他の日本人の英語はなかなか聞き取れないんだよね…。」という意見も幾度となく聞いてきました。
日本語の発音・リズムは英語と全く違うので、そのまま英語を話してもぜったいに伝わりません。
ネイティブレベルになる必要はありませんが、最低限のマナーとして伝わる英語発音を身に着けておくことは、英語でコミュニケーションをしていくうえで必須だといえます。
②:音のルールを知らなければ聞き取れない
また、個人的にはこれが特に重要だと思いますが、発音ルールを知らないと英語が聞き取れるようになりません。
ぼく自身は大学の頃に英語学習を開始して、3か月でTOEIC855点、1年で975点を取得することができました。
その最大の要因は、最初に英語発音に取り組んだことで、英語をクリアに聞き取ることができるようになったからだと思っています。
どれだけ英語が話せても、相手の言っていることが聞き取れなければ英語でのコミュニケーションは成り立ちません。
いままで英語の発音に取り組んでこなかったなら、集中的に取り組むことでリスニング力が大きく向上するはずです。
上記の通り、英語発音の習得はコミュニケーションにおける「話す・聞く」、どちらにおいても極めて大きな効果を発揮します。
本記事でご紹介している本の中から自分に合いそうな一冊を選び、ぜひ取り組んでみてください。
英語発音本5冊を目的別に紹介!
というわけで、前置きが長くなりましたがおすすめ英語発音本を5冊ご紹介します!
英語初心者向け①:『英語耳』
1冊目は、ぼく自身が英語学習を始めたころに取り組んだ「英語耳」です。
ある程度のレベルまでは、この1冊に取り組んでおけば十分です。
ぼく自身、TOEIC満点を取るまでに取り組んだ発音本はこの一冊のみです。
特徴としては、以下の2点です。
- 1周20分程度と毎日続けやすい
- 日本人英語学習者のつまずきポイントを踏まえた解説
発音トレーニングって単調になりがちなので継続が難しいですが、かなり続けやすい構成になっています。
もっと詳しく知りたい方は、以下のレビュー記事も参考にしてみてください。
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英語初心者向け②:『フォニックス本』
2冊目は、フォニックス関連の本です。
以下の本なんかが有名ですね。
フォニックスというのは、ネイティブの子供(主に小学生)が耳から学んだ英語を文字として認識する際に学ぶ「文字と発音のルール」のことです。
フォニックスでは発音記号を使いません。
代わりに各アルファベットの基本の発音(例:a・b・cはア・ブ・ク)と組み合わせのパターン(例:auはオー)を覚えます。
これらを習得することで、各母音・子音の発音が身に付く他、英単語のアルファベットの並び順を見ただけで発音できるようになる、というのがフォニックスの趣旨です。
ただこのあたりは、きっちり母音・子音を身に付けてさえいれば、スペルを見れば大体発音が分かるようになります。
子供なら先に「音から学ぶ」のでフォニックスの恩恵が大きいですが、大人になってから英語を学ぶなら、フォニックスを取り入れるかどうかは好みの問題かなと思います。
発声方法の違いを学ぶ:『英語喉』
3冊目は「英語喉」です。
英語耳やら英語喉やらややこしいですが、こちらは英語の「喉発声」にフォーカスした本になっています。
日本人とアメリカ人では声の出し方がそもそも違うため、アメリカ人流の呼吸法・発声法を習得することで、アメリカ人ネイティブのような発音を身に付けようという本です。
実際に2か月ほど毎日取り組んでみましたが、英語の発声が滑らかで、ずいぶん楽になったように感じます。
日本語の特徴として口先で発音する部分が大きいので、そのまま英語を発声してもネイティブのようにはなりません。
ある程度英語の発音は練習したものの、いまいちネイティブっぽくならないなどとお悩みの方には大きな助けになるはずです。
注意点としては、独特のアプローチなのでコツをつかむのに時間がかかること、発音記号が独自のものなので慣れが必要であること、といったところです。
そのあたりを割り引いても、その他の発音本にはない革新的なアプローチをしているという点で、すごく価値のある本です。
アメリカ英語発音を網羅:『Mastering the American Accent』
ここから2冊は、世界中の英語学習者向けに英語で書かれた発音本です。
まず、「Mastering the American Accent」。
この本は、基礎となる母音・子音のトレーニングから始まり、より実践的な会話における発音ルールまで幅広く解説された名著です。
解説もすべて英語音声になっているので、聞き流しながら取り組むことで英語力自体の底上げにもつながります。
解説はすべて英語なので、ある程度英語力に自信のある中上級者向け教材であるといえます。
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実践的アメリカ英語発音:『American Accent Training』
最後は、「American Accent Training」です。
4冊目とタイトルが似ていますが、こちらはより実践的な内容にフォーカスしたものとなっています。
個別の母音・子音の解説ももちろんありますが割合としては少なめで、よりリアルなアメリカ英語の発音ルールを詳しく解説しています。
ぼく自身はTOEIC満点を数年前に取得したものの、YouTubeや海外ドラマなどの聞き取りにすごく苦労してきました。
また英語を話していても、きちんと伝わってはいるものの、どこか「日本語っぽさ」が抜けないなと感じていました。
実際、最近人気のスピーキングテスト「VERSANT」では発音のスコアが一番低く、発音アプリの「ELSA」でもスコアは82点と中途半端なままでした。
しかし、この本と姉妹書の『American Accent Training : GRAMMAR』に2カ月ほど取り組んだ結果、以下の通り発音スコアが大きく向上しました。
スピーキングテストVERSANT(80点満点)の発音スコアが61⇒73と大幅アップ
発音アプリELSAの発音スコアが82%⇒88%とアップ
自分自身が発する英語を聞いても、かなり日本人らしさが取れ、滑らかな英語になったと感じます。
もちろん、自分でナチュラルな発音ができるようになった分、海外ドラマや洋画のリスニングもラクになりました。
※ちなみに姉妹書の『American Accent Training : GRAMMAR』は、American Accent Training式のトレーニングをもっと積みたいと思い購入しました。
こちらも良書ですが、言っていることは大きく変わらないので、American Accent Trainingに取り組んだあとで、もっと多くの素材で練習したいと思ったらチェックしてみてください。
VERSANTではなんと、4つある採点項目のうち「発音」で一番いいスコアを取ることができています。
この本のおかげで、長年伸び悩んでいた英語力がワンランクアップしたと言えます。
ちなみに、以下記事内で紹介している通り「American Accent Training」は無料で入手する方法があります。
気になる方はチェックしてみてください。
≫ 【実体験】American Accent Trainingのおかげで発音スコアが爆上がりしました
おすすめ英語発音本まとめ!
以上、これまで10年ほど英語を学び、使ってきた僕が厳選した英語発音本を目的別に5冊ご紹介しました。
どれも良書なので、きっちりやり遂げれば大きな効果が期待できます。
気になったものがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!