英語の発音をよくしたいなら、『Mastering the American Accent』という本がおすすめだと聞いた。
どんな本なのか、他の発音本とどう違うのか、教えてほしいです。
このブログを運営しているYOSHIです。
海外に住んだことはないですが、TOEIC満点を取るなど独学で英語力を磨いてきました。
この記事では『Mastering the American Accent』の特徴や期待できる効果など、くわしく解説していきます。
Mastering the American Accentは、知る人ぞ知るアメリカ英語発音の名著です。
母音・子音などの基礎から始まって、アメリカ人が日常で話す際の応用的な発音ルールまで、網羅的にトレーニングできる一冊ですね。
アマゾンレビューの高さからも、その質は折り紙付きです。
今回の記事では、そんな『Mastering the American Accent』の特徴・おすすめポイント・注意点・使い方など解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
タップできる目次
Mastering the American Accentとは
Mastering the American Accentの概要は以下の通りです!
Mastering the American Accentの概要
出版社・年 | Barrons Educational, 2009年 |
著者 | Lisa Mojsin |
音声 | ダウンロード形式 |
チャプター数 | 9 |
ページ数 | 201ページ |
音声再生時間 | 8時間以上 |
世界中の英語学習者に愛用されている名著だといえます。
アマゾンのレビューもさまざまな国籍のユーザーが書き込んでいますね。
ちなみに出版社のBarronsは、英語で英語が学べる洋書教材が有名で、ぼく自身もよく購入しています。
著者のLisa MojsinさんはYouTubeにも動画を投稿されていて、発音レッスン動画などが多数上がっています。
いくつか見てみて、自分に合いそうかどうかチェックしてから購入するのもありだと思います。
Mastering the American Accentの内容
Mastering the American Accentは、以下の25チャプターから成り立っています。
(※カッコ内の日本語は公式のものではありません。わかりやすくするため、内容を一言に要約したものです。)
Mastering the American Accentの概要
Introduction | 導入 |
Chapter 1 | The Vowel Sounds (母音) |
Chapter 2 | Vowels in Detail (母音詳細) |
Chapter 3 | Consonants (子音) |
Chapter 4 | Problematic Consonants (厄介な子音) |
Chapter 5 | Syllable Stress (強調するシラブル) |
Chapter 6 | Word Stress (強調する単語) |
Chapter 7 | Intonation (イントネーション) |
Chapter 8 | Sound Like a True Native Speaker (ネイティブのように話す) |
Chapter 9 | Memorizing the Exceptions (例外を覚える) |
Native Language Guide | 国籍別アドバイス |
発音に関する項目が網羅的に解説されていることが分かりますね。
音声データのトラック数としては400近くもあり、そのほとんどがトレーニングになっているので、やり遂げればかなり鍛えられます。
Mastering the American Accentのおすすめポイント
そんな「Mastering the American Accent」のおすすめポイントについて、この1カ月実際にやりこんだ僕が解説していきます。
子音・母音の基礎から応用的な発音ルールまで網羅
まずはじめに、発音の基礎である子音・母音のトレーニングから始まり、実際の英会話におけるリアルな発音のルールに至るまで、幅広く網羅されている点です。
教科書的な発音方法は日本語で書かれた発音本でも学ぶことができますが、YouTubeや海外ドラマでアメリカ人が話すのを聞いていると、明らかに異なる部分があると気づくはずです。
それらのギャップを埋めない限りは、いつまでたってもリアルな英会話が聞き取れるようになりません。
本書では後半部分でそのあたりを詳しく解説してくれているので、より実践的な英会話力をつけたいという方にはピッタリの本だといえます。
解説もすべて英語で音声収録
また、トレーニング部分だけでなく、それらの発音ルールの解説まですべて音声で収録されています。
なので、聞き流しているだけで総合的な英語力が鍛えられるといえます。
とにかく練習問題が豊富
音声再生時間が8時間以上となっていることからもわかる通り、かなりボリューミーです。
一つ一つの項目にたくさんの練習問題が用意されているので、相当なトレーニング量になります。
発音を身に着けるためにはとにかく声に出すことが大事なので、これだけ多くの練習問題が用意されているのは大きなメリットです。
以上、Mastering the American Accentを使ってみて感じたおすすめポイントでした。
Mastering the American Accentの注意点
一方で、Mastering the American Accentの購入を検討しているなら、注意しておきたいポイントもあります。
全編英語なので初心者には難しい
まずすべての解説が英語なので、そもそも英語学習を始めたばかりという方にはかなり難易度が高いです。
英語の勉強自体はある程度続けてきたが、改めて発音を学び直したいという方にお勧めの本だと言えます。
音声がゆっくりなので時間がかかる
また、収録された音声がゆっくりかつ間にポーズが入るので、トレーニングをこなすのにかなり時間がかかります。
このあたりは好みですが、この後ご紹介する「American Accent Training」はナチュラルスピードで収録されているのでかなりスピーディです。
どちらが自分に合いそうか検討してみてください。
American Accent Trainingとの違い
何度か名前を出している「American Accent Training」と、本記事でご紹介している「Mastering the American Accent」の違いについて解説しておきます。
ぼく自身も、名前も似てるしどっちが自分に合っているのかなあとかなり迷いました!
両方とも取り組んでみた結果、以下のように選ぶのが正解だと思います。
- 基礎からみっちりやり直したい場合は「Mastering the American Accent」
- YouTubeや海外ドラマなど、よりリアルな状況での英語発音を集中的に学びたい場合は「American Accent Training」
「Mastering the American Accent」は基礎~応用まで幅広く網羅、「American Accent Training」は応用部分を深く解説、といったイメージです。
ぼくの場合は「英語耳」という本で基本的な母音・子音については学習済みだったので、American Accent Trainingの方が得るものは大きかったです。
自分に合いそうな方を選んでみてください。
ちなみに、以下記事内で紹介している通り「American Accent Training」は無料で入手する方法があります。
≫ 【実体験】American Accent Trainingのおかげで発音スコアが爆上がりしました
Mastering the American Accentレビューまとめ!
以上、英語発音本の名著『Mastering the American Accent』に実際に取り組んでみてのレビューでした!
アメリカ英語発音について網羅的に学べる良書なので、発音に課題を感じている方はぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!