以前から気になっていた英語喉の著者による新シリーズ『英語の勘1・2・3』(Kindle)の一冊目を読んでみたので、さっそくレビューを書いてみました。
※後日追記 三冊まとめレビューはこちら。
この本を読もうと思ったきっかけは、最近『英語喉』でトレーニングをしていて、何となく英語を話すのがラクになったと感じること、著者のYouTubeやTwitterを見ていて「なるほど」と思うアドバイスが多かったことからです。
英語を話すときにいろいろ考えてしまって結局うまく話せない、と悩んでいる方におすすめです。
※本記事は2020年7月時点の情報に基づいています。
タップできる目次
英語の勘シリーズについて
英語の勘は、在米歴25年の著者が培った英語を話す際の考え方・コツを学ぶことができるシリーズです。
日本語のテキストで英語学習をしていると、つい「こういうシチュエーションではこう」「この構文を使って…」といった具合に、型にはまった話し方になりがちですよね。
そうすると緊張してしまって、英語もうまく出てこないし何より会話が楽しめません。
そういったものを取っ払うヒントをくれるシリーズではないかと期待しながら読み進めており、一冊目を読んだ感想としても間違いないと感じています。
英語の勘1の内容について
英語の勘1は「名詞 冠詞、単数・複数形の使い方」についてです。
ぼく自身、長年英語に触れてはきましたが、名詞については「そこ、Theなの?」「そこは何もなしでいいのか」と未だに惑わされることが多いです。
でも自分が話すときにそこで迷ってしまうと、スムーズな会話が成り立たなくなってしまうんですよね。
本書では名詞の使い方が6パターンに分けて解説されています。
今までの本とちがうのは文法ルールの説明ではなくて、英語ネイティブがどのような思考回路で話しているのか、それを元にどのように使い分ければいいのかが解説されている点です。
面白い発見が多くて、つい一気読みしてしまいました。
印象に残ったポイント
もちろん内容はお伝えできませんが、なるほどと思ったポイントを以下にご紹介します。
英語は話しながら考える言語である
英語を話すとき、整った文章で話そうとすると頭の中で一文丸々作り上げようとしてしまいます。
でもそれだと、絶対に話し出すまでに時間がかかってしまうんですよね。
そうではなくて「英語は話しながら考える」のだということが、本書では名詞に絡めて説明されていて、すごく納得することができました。
日本人は英語をむずかしく考えすぎているのかもしれません。
名詞は二の次
文章の中ではまず冠詞が大切なのであって、名詞はあくまで二の次だと説明されています。
ちょっと斬新すぎて驚きましたが、解説を読めばどういうことなのか理解できます。
名詞を言うときには、まず数量的なイメージを伝える
これも今までになかった発想です。
日本人にとっては、意識的に取り組まないとなかなか身に付かない感覚かもしれません。
無料で読んだ方法
英語の勘1・2・3すべてkindle unlimitedの読み放題の対象になっています(2020年7月時点)。
月額980円ですが、初回登録だと30日間無料なので、もし興味があるなら今のうちにどうぞ。
すぐに解約しても期間中は読み続けることができます。
僕もまだ一冊目ですが、英語学習、特に英会話に行き詰まりを感じている方は、読めばヒントが得られると思います。
一冊70~100ページ程度なのでサクッと読めますよ。
※注意
kindle unlimitedの対象本は定期的に入れ替えがあるため、稀にご紹介した本が外れていることがあります。amazonのリンクをクリックしてKindle版の価格欄に「kindle unlimited」と表示されているものが読み放題の対象です。
英語の勘1レビューまとめ
以上、英語の勘1のレビュー記事でした。
名詞の前に何を付けるべきか、単数か複数かいつも迷ってしまう、という方には一読の価値があると思います。
非常に参考になり、かつ英語学習をする人にとっては読んでいて面白い一冊です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考になっていれば嬉しいです。