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INSTANT WORD POWER徹底レビュー【洋書ボキャビルの第一歩】

2019年7月27日

INSTANT WORD POWER徹底レビュー

本記事では、ネイティブ向けの語彙力増強本『INSTANT WORD POWER』についてレビューしてみたいと思います。

 

過去にご紹介した以下記事の中の1冊で、洋書でのボキャビル(ボキャブラリービルディング)を始めるのに最適です。

 

英単語の学習って、ひたすら単語・和訳・例文の確認で、単調になりがちではないでしょうか。

そんなときにオススメしたいのが、洋書での語彙力増強です。

 

今回ご紹介する『INSTANT WORD POWER』は、ネイティブ向けではあるものの説明文は易しく、TOEIC700~800点、または英検準一級程度の英語力があれば十分理解できると思います。

 

今回はそんな『INSTANT WORD POWER』に実際取り組んで感じたおすすめポイントをお伝えしていきます。

デメリットにも触れていますので、興味ある方はぜひ参考にして頂けたらと思います。

 

 

本の構成

大まかな構成は以下の通りです。

本の構成

  • 全372ページ(索引除く)
  • 38ユニット
  • レビューテスト×3 + 最終テスト

 

著者によると1ユニットの目安が30分~1時間とありますが、僕は指示に従わず書き込んだりしなかったので、実質1ユニット30分程度で進めました。

テストも一つ30分とすると、やり遂げるのに必要な時間は21時間。

一日1時間で3週間、僕の場合は通勤の往復2時間でやったので、10日くらいで終わりました

 

趣旨としては、語源アプローチによって単語を学んだ後、徹底的な反復演習を行うことで確実に定着させていく、というスタイルの本です。

 

おすすめポイント

おすすめポイント

本書を学ぶことで、以下6つの点で価値があると感じました。

おすすめポイント

  1. 語源の知識が身に付く
  2. 徹底した反復演習により定着率が高い
  3. 英文を読む訓練になる
  4. 安い
  5. 携帯しやすい
  6. モチベーションを上げてくれる

 

以下順番に説明します。

①語源の知識が身に付く

本書の一番のアピールポイントでもありますが、すべて語源(Etymology)によるアプローチになっています。

この本で学べる単語数自体はおそらく500語強で、少しマニアックな単語が多めだったりしますが、ここで得た語源の知識はその後のボキャブラリー増強において大きな効果を発揮します。

 

さらにはこれまで学んで知っている単語でも、語源という視点で再度学ぶことにより、理解が一層深まります。

英単語を効率的に覚えるにあたって、語源の知識は大いに役立ちます。

役立つ語源の知識をこの一冊で、10日程度で学べたというのは大きな価値がありました。

 

②徹底した反復演習により定着率が高い

本当に、しつこいくらいに徹底して反復演習のクイズが出てきます。笑

ただ、これによって一回読んだだけなのに非常に定着率が高いです。

 

一冊で3,000語収録しているけど覚える手がかりがほとんどない、という単語帳と比べれば、500語だとしても定着率が高いというのは価値があります。

 

③英文を読む訓練になる

本書自体が洋書なので、当然ですがそれぞれの英単語の説明もすべて英語です。

でも、そこまで難しい語彙も使われておらず、ある程度の英語力があれば理解できるレベルです。

先ほども書きましたがTOEIC700~800点、英検準一級程度の英語力があれば十分読めると思います。

 

一冊英語の本を読み切るというのはいい訓練になりますし、やり遂げられれば自信になりますよね。

 

④安い

Amazonだと、税込950円とあります(変動の可能はあります)。

たった1,000円で『500語強の英単語+語源の知識』が身につくなら非常にお得だと思います。

ちなみに私は本屋で買ってしまいましたが、裏面の売価をみると1,280円+税でした。

Amazonで買った方が断然安かったですね。

 

⑤携帯しやすい

ペーパーバックなので、ちょっと分厚い新書くらいのサイズです。

移動時間にさっと出して勉強できます。

また洋書って、読み進めると背中の部分にシワがどんどん増えてきて、それを見ることで達成感を感じられます。

これはわたしだけかもしれませんが。笑

 

⑥モチベーションを上げてくれる

ところどころで、以下のようなモチベーションを力強いメッセージが登場し、元気づけられます。

Say the word again and again whenever you meet it.

Listen to it!

Think about it!

Write it again and again in the blanks provided for writing.

 

Remember, the only permanent, foolproof method of increasing your vocabulary involves PRACTICE, PRACTICE, PRACTICE.

*foolproof: 絶対確実な

 

以上、おすすめポイントのご紹介でした。

一方でデメリットも少しあります。

 

デメリットもある

デメリットもある

デメリットもあるので一応挙げておきます。

先に挙げたメリットで十分補えるレベルのものだと思いますが、購入の際はこれらも考慮に入れておきましょう。

 

①収録単語数が少なく、マイナー語彙も

メリットで述べた通り、収録語彙は500語強とあまり多くありません。

また、マイナーだなと感じる単語もちらほら見受けられます。

もちろん学んで無駄な単語なわけはないですが、資格試験直前のスコアアップなどにはあまり効果がないと思います。

中長期的に英語学習を続けていきたい方にこそ、語源の知識が身に付くなど効果の高い教材となります。

 

また、続編ともいえる『Word Power Made Easy』の方はより実用的な語彙が収録されているので、合わせて取り組むことで更に語彙力が引き上げられます。

 

②発音記号が分かりにくい

日本で使われている発音記号とは違うので、初めはとっつきにくいかもしれません。

ただ、解説がちゃんとついているので、いくつか見比べていればわかるようになります。

 

③音声がない

最近の日本で出版される単語帳なら大体音声がついているので耳からも学習できますが、本書にはありません。

ただ、950円という値段を考えれば音声がないのは仕方ないかなと思います。

音声なしでも十分すぎるほど学びの多い教材です。

 

INSTANT WORD POWER レビューまとめ

以上、ネイティブ向け語彙力増強本『INSTANT WORD POWER』についてレビューしてみました。

改めてポイントをまとめると以下の通りです。

おすすめポイント

  1. 語源の知識が身に付く
  2. 徹底した反復演習により定着率が高い
  3. 英文を読む訓練になる
  4. 安い
  5. 携帯しやすい
  6. モチベーションを上げてくれる

デメリット

  1. 収録単語数が少なく、マイナー語彙も
  2. 発音記号が分かりにくい
  3. 音声がない

 

総じてみれば、『語源アプローチ』+『徹底した反復演習』により非常に有用な参考書と言えます。

 

従来の日本製単語帳に飽きた、または疲れた、という方はぜひ一度『洋書ボキャビル』にチャレンジしてみてください。

 

同じ著者によるもので、本書の続編ともいえる『Word Power Made Easy』についても以下記事で紹介しています。

>> Word Power Made Easy徹底レビュー【洋書ボキャビル】

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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