「頼むから…僕を人殺しにしないでくれ」「この世の全ての不利益は、当人の能力不足が原因である」——東京喰種の名言は、実は英語版でも触れられる作品です。VIZ Mediaが刊行する英語版コミック(『Tokyo Ghoul』全14巻、『Tokyo Ghoul:re』も継続刊行)と、Funimationが制作した英語吹き替え(現在はCrunchyroll配信)が実在するため、有名なセリフの多くは「英語ではどう表現されているか」を追いかけることができます。
この記事では、金木研(Ken Kaneki)・霧嶋董香(Touka Kirishima)・亜門鋼太朗(Koutarou Amon)・有馬貴将(Kishou Arima)の名言を英語でまとめました。実在する日本語のセリフを起点に、英語版で確認できる表現と学習用の訳例をはっきり区別して紹介するのがこの記事の特徴です。登場人物全体の英語表記をまとめて確認したい方は、東京喰種キャラクター英語名一覧もあわせてご覧ください。留学なしでアニメ・海外ドラマ・サッカーから英語を学び、TOEIC990・VERSANT76点(80点満点中)を取得した私YOSHIが、英文のニュアンスと学習への活かし方も解説します。英語版を実際に見比べたい方は、NordVPNでアメリカなど英語圏のサーバーに接続し、その状態で普段のNetflixなどを開いて英語音声・字幕を選ぶ方法があります(配信状況は変わるため視聴前に最新情報をご確認ください)。
Contents
まず知っておきたい|東京喰種の英語版は「公式英語吹き替え」と「VIZ Media英語版コミック」がある
名言を見る前に押さえておきたいのが、東京喰種には実在する公式の英語版があるということです。VIZ Mediaが英語版コミックを正規刊行しており、『Tokyo Ghoul』(無印)は全14巻を2015年6月〜2017年8月に刊行完了、『Tokyo Ghoul:re』も同社が継続刊行しています。英語版コミックの刊行状況や購入方法、対訳学習法は東京喰種 英語版漫画・勉強法で詳しく解説しています。アニメは英語吹き替え版が存在し、Kaneki役をAustin Tindleが演じるFunimation制作の吹き替えが2015年から配信されました。Funimationは現在Crunchyrollに統合されているため、今は英語吹き替え・字幕ともにCrunchyrollで視聴できるのが基本ルートです。実際の視聴手順や配信サービスの比較は、東京喰種を英語で見る方法で詳しく解説しています。
そのため、この記事の英文は基本的に英語版で確認できたものを中心に紹介します。逐語の公式訳まで確認できないものは「英訳例」「学習用の訳例」とはっきり書き分けます。また、叫び声や決め台詞的な戦闘中の掛け声は、名言というより演出上のセリフなのでこの記事では中心的には扱いません。
金木研の英語の名言
主人公・金木研は、人間とグールの狭間で苦悩しながら覚悟を決めていく場面に強烈な名言が生まれます。
「この世の全ての不利益は、当人の能力不足が原因である」= All the detriment in this world stems from the lack of individual ability.(英訳例)
このセリフは、もともとリゼが金木に告げた言葉だとされ、拷問を経て金木自身がグールとしての自分を受け入れる場面で、彼自身の生き方の指針として内面化されていく名言です。英語圏の名言サイトではAll the detriment in this world stems from the lack of individual ability.という表現が広く紹介されていますが、VIZ版の該当ページを一言一句突き合わせた確認はできていないため、この記事では英訳例として扱います。
stem from ~(〜に起因する)は原因を説明する便利な表現。自分の弱さを直視したうえで言い切る強さが、英語で読んでも印象的です。
「頼むから…僕を人殺しにしないでくれ」= I'm begging you, don't make me a killer!(英訳例)
漫画3巻・26話、捜査官の亜門鋼太朗との戦闘中に、優位に立ちながらもとどめを刺せずに叫ぶ場面のセリフです。英語圏の名言サイトではI'm begging you, don't make me a killer!という表現が紹介されていますが、こちらもVIZ版原文との逐語確認はできていないため学習用の訳例に近い扱いとします。
don't make me ~(私に〜させないでくれ)は、自分の意思に反する行動を強いられそうなときに使える表現。戦いの中でも人間性を手放したくない金木の葛藤が伝わります。
霧嶋董香の英語の名言
あんていくで働くグール・霧嶋董香は、人間とグールの両方の世界で生きる痛みを、まっすぐな言葉で語るキャラクターです。
「こんな体でどうやって正しく生きりゃいいんだよ」= How can we ever live correctly with a body like this?(英訳例)
ヒトしか食べられないグールという体をどう受け止めて生きればいいのか、董香が生きることへの葛藤を語る場面のセリフです。英語圏の名言まとめでは...how can we ever live correctly with a body like this? Even ghouls... even I want to live just like you guys!という表現が確認できますが、サイトによって引用範囲が異なり、VIZ版原文の逐語確認はできていないため英訳例とします。
live correctly(正しく生きる)という言い回しに、「生きること」自体を肯定したい董香の願いが凝縮されています。
あんていくの鳥かごの鳥について語るセリフ= It's kind of sad, isn't it? Kept in a cage, unable to fly free. That's... unhappy, don't you think?(学習用の訳例)
あんていくで飼われている鳥を見て、董香が「籠の中で飼われて、自由に飛ぶこともできない」と自分自身と重ねて語る場面のセリフです。この場面の英語版での逐語訳は本記事の調査では確認できなかったため、学習用の訳例として紹介します。
kept in a cage(籠の中に飼われている)という表現は、比喩的に「自由を奪われた状態」を指すときにも使える言い回し。自分の境遇を鳥に重ねる董香の視点が伝わる一文です。
亜門鋼太朗の英語の名言
グール対策局(CCG)の捜査官・亜門鋼太朗は、正義感の強さと養父への複雑な想いが交錯する名言で知られています。
「倫理で悪は潰せません。我々は正義、我々こそが倫理です」= With that "morality" you can't crush evil. We are justice, that is our morality.
上官への発言として語られる、亜門の初期の正義観を表すセリフです。英語版Tokyo Ghoul Wiki(英語圏のファンによる作品Wiki)には、Tokyo Ghoul第13話の出典つきで"Morals...? With that 'morality' you can't crush evil. We are justice, that is our morality."という英文が掲載されており、英語版で確認できる表現として紹介できます(一次資料であるVIZ本紙面そのものの目視確認ではない点はご留意ください)。
crush evil(悪を打ち砕く)という強い言い回しに、モラルより正義を優先する亜門の当時の信念が表れています。
「息子が父親を愛して何が悪い」= Is it a son's fault for loving his father?
養父ドナート・ポルポラへの複雑な想いを語る場面のセリフです。同じ英語版Tokyo Ghoul Wikiの亜門ページに"Yet... Is it a son's fault for loving his father?"という英文が掲載されており、英語版に近い表現として紹介できます。
Is it ~'s fault for …ing(〜が…したことは罪なのか)という反語的な言い回しが、愛憎入り混じる家族への想いを英語でも強く伝えています。
有馬貴将の英語の名言
CCG最強の捜査官と称される有馬貴将は、揺るぎない強さの裏にある孤独を語る名言で知られています。
「奪うばかりの人生が嫌だった」= I hated myself, who only ever stole from others... I was finally able to leave something...
金木との最終決戦後、死の間際に語られる有馬の名言です。英語版Tokyo Ghoul Wiki(Tokyo Ghoul:re第83話の出典つき)には"I... I've... always... hated it. I hated myself, who only ever stole from others... I was finally... able to leave something..."という英文が掲載されており、英語版で確認できる表現として紹介できます。日本語原文は複数サイトで趣旨が一致しているものの逐語の書き起こしは確認できていないため、概ねこの趣旨で訳されていると考えてください。
steal from ~(〜から奪う)という表現を人生観の比喩として使う言い回しが、多くの命を奪ってきた捜査官としての有馬の悔恨を静かに伝えています。
「645回、俺はお前に致命傷を与えられた。二秒で殺せる」= 645 times I could have fatally wounded you. It would take me two seconds to kill you.
金木との戦闘中、有馬が自らの実力の差を突きつける場面のセリフです。英語版Tokyo Ghoul Wiki(Tokyo Ghoul:re第74話の出典つき)には"645 times. 645 times I could have fatally wounded you. 645. 645 times I decided not to. It would take me two seconds to kill you. Your eyes are the eyes of a dead man. The dead cannot stop me."という英文が掲載されています。日本語側は「645回」「二秒で殺せる」という数字・フレーズ自体は複数サイトで一致していますが、コマの逐語書き起こしまでは確認できていないため、概ねこの趣旨のセリフとして紹介します。
fatally wound(致命傷を与える)は物騒な単語ですが、淡々と数字で語ることで恐ろしさが増す言い回しの好例です。
東京喰種の名言で英語を学ぶ3つのコツ
好きな名言を「眺めて終わり」にせず、英語力に変える具体的なコツを紹介します。東京喰種のように話の展開を大体知っている作品は、内容理解に頭を使わずに英語そのものへ集中できるため、じつは英語学習に向いています。
- 反復して耳に入れる:VODアプリのダウンロード機能やバックグラウンド再生を使い、通勤中などに同じ場面を繰り返し聴きます。
It would take me two seconds to kill you.のような短いセリフは、口に出して真似すると発音とリズムごと覚えられます。 - スクリプト×AIで深掘り:「Tokyo Ghoul script」で検索して英語セリフを探し、気になった一文をChatGPTなどのAIに「このセリフのニュアンスと文法を解説して」と投げる方法です。私自身が実践していた学び方で、
stem from ~のような表現も一気に腑に落ちます。 - 公式版で音を確認する:文字だけでなく、実際の声で聞くと定着が段違いです。英語音声・字幕で観るには、NordVPNで英語圏のサーバーに接続し、その状態でCrunchyrollを開いて英語吹き替え・字幕を選ぶ方法があります。VPN接続は英語版カタログを開くための前提で、接続後は普段どおり視聴するだけです(本記事執筆時点の2026年8月の情報。配信状況は変動するため契約前にご確認ください)。
まとめ
東京喰種には公式の英語版コミック(VIZ Media刊)と英語吹き替え版アニメ(Funimation制作、現Crunchyroll配信)が実在するため、名言の多くは「英語ではどう表現されているか」を追いかけることができます。ポイントは、英語版Wikiなどで出典が明確な表現(亜門と有馬の4つのセリフ)と、複数サイトの訳にばらつきがあり英訳例・学習用の訳例として紹介したセリフ(金木と董香の4つのセリフ)を区別して覚えること。645 times I could have fatally wounded you.のような短いフレーズにこそ、キャラクターの覚悟や信念が凝縮されています。好きなセリフを起点に、反復とAI活用で少しずつ英語に落とし込んでいきましょう。東京喰種を英語で楽しむための情報を総合的に知りたい方は、東京喰種は英語で「Tokyo Ghoul」|総合ガイドでまとめて紹介しています。