「進撃の巨人の『9つの巨人』や『調査兵団』って、英語だと何て言うんだろう?」——結論からお伝えすると、そもそも「巨人」は英語で giant ではなく Titan、9つの巨人はNine Titans、作品タイトルにもなっている進撃の巨人はAttack Titan、調査兵団はSurvey Corpsです。進撃の巨人の用語は、英語版でも意味の通った単語がきちんと当てられていて、公式表記さえ押さえれば海外Wikiも英語版アニメもぐっと読みやすくなります。 ただし、講談社の英語版コミックとCrunchyroll/旧Funimationの英語版アニメで綴りが割れる用語もあるので、その媒体差までまとめて確認できると安心です。
この記事では、「9つの巨人」「巨人の種類・状態」「兵団・組織」「装備・技術」「壁」「世界観・重要用語」の6カテゴリに分けて、合計50語以上の英語表記を一覧表にまとめ、それぞれに読み・直訳・能力/由来/媒体差の補足を添えて解説します。用語辞典としてブックマークして、気になるカテゴリから拾い読みしていただいて構いません。 作品全体の英語トピック(英語タイトルの意味や視聴方法)は進撃の巨人は英語で?タイトル・キャラ名・視聴方法まで完全ガイドにまとめています。
私はアニメ・海外ドラマ・サッカー観戦で英語を身につけ、留学経験がないままTOEIC990点・VERSANT76点(80点満点中)を取得し、元海外事業担当として英語を使ってきた2児の父です。なお、英語版アニメで実際の用語表記や発音を確認したい方に先にお伝えすると、NordVPNでアメリカなど英語圏のサーバーに接続してから、いつも通り配信アプリを開くと、英語音声・英語字幕で視聴できるようになります。 具体的な手順は記事の後半で改めて紹介します。
Contents
前提:「巨人」は英語で giant ではなく Titan
結論として、進撃の巨人の世界における「巨人」は、英語ではTitan(タイタン)と訳されます。日常英語で「巨人・大男」を指すgiantではない点が、まず最初に押さえておきたいポイントです。
Titanは、ギリシャ神話に登場する巨神族「ティタン(Titans)」に由来する言葉です。天空神ウラノスと大地母神ガイアから生まれた原初の神々の一族で、英語では「巨大で圧倒的な存在」「その分野の巨人(大立者)」という比喩でも使われます。豪華客船タイタニック号(Titanic)や、土星最大の衛星タイタン(Titan)も同じ語源です。作中の巨人が「人類を圧倒する超越的な脅威」として描かれることを踏まえると、ありふれたgiantではなく、神話的な重みを持つTitanが選ばれたのは、非常に納得のいく翻訳だといえます。ちなみに、金属のチタン(titanium)や、巨大なものを指す形容詞titanic(タイタニックな=途方もない)も、すべてこの神話のティタンが語源です。一つの固有名詞を入り口に、関連する英単語がまとめて覚えられるのも、この作品で英語を学ぶ面白さのひとつです。
そして作品タイトル『進撃の巨人』の英語版タイトルがAttack on Titanであることも有名です。これは直訳ではなく、「巨人(Titan)への進撃」とも「巨人(Titan)という地への攻撃」とも取れる、あえて多義的に響かせた意訳として知られています。文法的にはやや不思議な英語ですが、作者・諫山創さんの原案に近い形で定着し、いまや世界中で通用する固有名詞になりました。この記事でも「巨人」は一貫してTitanで統一して解説していきます。
9つの巨人(Nine Titans)の英語名一覧【最重要】
結論として、物語の核心である「9つの巨人」は英語でNine Titansと呼ばれ、始祖ユミル(Ymir Fritz)の死後、その力が9つに分かれてユミルの民に受け継がれてきた特別な巨人たちです。それぞれに固有の英語名があり、いずれも能力や役割が伝わる英単語が当てられています。まずは一覧で確認しましょう。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| 始祖の巨人 | Founding Titan | ファウンディング・タイタン。found=建国する・礎を築く。全ての巨人の起源で、叫びによりユミルの民を巨人化・支配できる。座標・道を介し全巨人とつながる |
| 進撃の巨人 | Attack Titan | アタック・タイタン。作品タイトルと同語。過去と未来の継承者の記憶を受け取り、常に「自由」を求めて前進する |
| 超大型巨人 | Colossal Titan(表記ゆれ:Colossus Titan) | コロッサル/コロッサス・タイタン。colossal=巨大な。60m級で高温の蒸気を放出。Fandom Wikiは Colossus 表記を採用 |
| 鎧の巨人 | Armored Titan | アーマード・タイタン。armored=装甲を持つ。硬質化した装甲皮膚と、壁をよじ登る鉤爪を持つ |
| 女型の巨人 | Female Titan | フィーメイル・タイタン。female=女性の。硬質化に長け、叫びで無垢の巨人を誘引できる |
| 獣の巨人 | Beast Titan | ビースト・タイタン。beast=獣。継承者ごとに異なる動物的特徴を持ち、投擲を得意とする |
| 顎の巨人 | Jaw Titan | ジョウ・タイタン。jaw=顎。9つで最も俊敏で、硬い顎と爪で「ほぼ何でも噛み砕く」 |
| 車力の巨人 | Cart Titan | カート・タイタン。cart=荷車。四足歩行で持久力が高く、長時間の変身に耐える |
| 戦鎚の巨人 | War Hammer Titan | ウォーハンマー・タイタン。war hammer=戦鎚。硬質化で武器や構造物を生成し、遠隔操作もできる |
9つの巨人は、始祖ユミルの死後にその力が9つに分割され、約2000年にわたってユミルの民の間で継承されてきた巨人たちです。継承のしくみはやや特殊で、現在の継承者を「捕食」した者が、その巨人の力と記憶を受け継ぐという設定になっています。英語版では、継承をinherit、継承者をinheritor、力を受け継ぐことをpass down(受け渡す)と表現します。9つの巨人はいずれも「◯◯ Titan」という共通の形をとるので、前半の形容詞・名詞の意味さえ覚えれば芋づる式に頭に入ります。 それでは、物語の中心となる4体から順に見ていきましょう。
始祖・進撃・超大型・鎧の巨人の英語名
物語の中心となる4体から見ていきましょう。始祖の巨人はFounding Titan。動詞foundは「建国する・礎を築く」という意味で、全ての巨人の起源であり「建国者」でもある始祖にふさわしい名前です。エレンが完全な力を得た形態は、作中資料でEnd Titan(終尾の巨人)と呼ばれます。進撃の巨人はAttack Titan——作品タイトルそのものが巨人の名前になっており、「過去と未来の記憶を受け取り、常に自由を求めて進み続ける」という設定が、attack(進撃・攻撃)の語感と重なります。
超大型巨人はColossal Titanが講談社コミックやCrunchyroll字幕での定着表記ですが、Attack on Titan Wiki(Fandom)は Colossus Titan という綴りを見出しに採用しています。colossalは「巨大な」という形容詞、colossusは「巨像・巨人」という名詞で、どちらも古代の巨像コロッソスに由来する同語源です。60m級の体躯と高温の蒸気が特徴のこの巨人には、まさにぴったりの名前だといえます。鎧の巨人はArmored Titan。armor(鎧・装甲)から来ており、硬質化した装甲皮膚を全身にまとう能力そのままのネーミングです。
女型・獣・顎・車力・戦鎚の巨人の英語名
残る5体も、英単語の意味を知ると覚えやすくなります。女型の巨人はFemale Titan(female=女性の)。硬質化に長け、叫びで無垢の巨人を呼び寄せる能力を持ちます。獣の巨人はBeast Titan(beast=獣)で、継承者によって猿・羊など異なる動物的特徴が現れ、投擲攻撃を得意とします。顎の巨人はJaw Titan(jaw=顎)——9つの巨人で最も俊敏で、硬い顎と爪で「ほぼ何でも噛み砕く」パワーを持ちます。
車力の巨人はCart Titan(cart=荷車)。四足歩行で持久力に優れ、数か月にわたって変身し続けられるのが強みです。戦鎚の巨人はWar Hammer Titan(war hammer=戦鎚)。硬質化を応用して武器や構造物を自在に生み出し、しかも本体から離れた場所に隠れたまま遠隔で巨人を操れるという、特異な能力を持ちます。なお、この9体を継承して人間と巨人を行き来できる者は英語でTitan Shifter(後述)と呼ばれ、9つの巨人はその力の「種類」を指す名前だと理解しておくと整理しやすいはずです。
巨人の種類・状態を表す英語(無垢・奇行種・知性巨人ほか)
結論として、進撃の巨人には9つの巨人以外にも「巨人の分類・状態」を表す専門用語が数多く登場し、英語版でもそれぞれ定訳があります。特に「奇行種」「知性巨人」あたりは検索されやすいので、まとめて押さえておきましょう。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| 巨人 | Titan | タイタン。giantではなくギリシャ神話の巨神ティタンから |
| 無垢の巨人 | Pure Titan | ピュア・タイタン。pure=純粋な。知性を持たない大多数の巨人。ユミルの民が変身した姿 |
| 通常種 | Normal Titan(regular type) | ノーマル・タイタン。人に反応して動く一般的な無垢の巨人 |
| 奇行種 | Abnormal Titan(Abnormal) | アブノーマル・タイタン。abnormal=異常な。予測不能な行動をとる無垢の巨人。隊列を無視して中枢へ突進するなど |
| 知性巨人 | Intelligent Titan | インテリジェント・タイタン。intelligent=知性ある。人間の意思を保った巨人=9つの巨人の継承者 |
| 巨人化する者(継承者) | Titan Shifter | タイタン・シフター。shift=切り替える。人と巨人を行き来できる9人の継承者。ファン・吹替で定着 |
| 壁の巨人 | Wall Titan | ウォール・タイタン。壁の中に眠る無数の超大型巨人。地鳴らしの戦力 |
| 巨人化 | titan transformation | タイタン・トランスフォーメーション。人が巨人へ変身すること |
| 硬質化 | hardening | ハードニング。harden=硬くする。皮膚を結晶質に硬化させ防御・武器化する |
大多数の巨人=Pure Titan(無垢の巨人)は、ユミルの民が意思を持たない巨人に変えられた姿で、その中でも通常の個体をNormal Titan(通常種)、予測不能な動きをする個体をAbnormal Titan(奇行種)と呼び分けます。Abnormalは「異常な・規格外の」という意味で、調査兵団の隊列を無視していきなり中枢へ突っ込んでくるような、戦術を崩す危険な個体を指します。
一方、人間としての意思を保ったまま変身できる巨人がIntelligent Titan(知性巨人)で、これは9つの巨人の継承者を指します。そして、その「人と巨人を切り替えられる者」という側面を強調した呼び方がTitan Shifter。shiftは「切り替える・変える」という動詞で、英語圏のファンダムでは知性巨人の継承者をTitan Shifterと呼ぶのが一般的です。地鳴らしで動き出す壁の中の巨人群はWall Titan、人が巨人へ変わる現象はtitan transformation、皮膚を結晶質に硬くする能力はhardening(硬質化)と、いずれも状態や現象をそのまま表す英単語が当てられています。
なお、Intelligent Titan(知性巨人)とTitan Shifterはほぼ同じ対象を指しますが、ニュアンスに違いがあります。 Intelligent Titanは「知性を持つ巨人」という巨人側から見た呼び方で、Titan Shifterは「巨人に変身できる人間」という人間側から見た呼び方です。英語の解説記事では、9つの巨人そのものを指すときはNine Titans、それを継承した個人を指すときはTitan Shifterやinheritorと、視点によって語を使い分けているので、どの立場から語っているかを意識すると混乱しません。 また、無垢の巨人(Pure Titan)の弱点である「うなじ(項)」は英語でnapeと呼ばれ、"cut the nape(うなじを斬る)"という表現は英語版でも頻出します。あわせて覚えておくと、戦闘シーンの英語がぐっと聞き取りやすくなります。
兵団・組織の英語(調査兵団・駐屯兵団ほか)
結論として、壁の中の軍隊(兵団)とマーレ側の組織は、英語版でCorps/Regiment/Brigade/Unitといった軍事用語がきちんと使い分けられています。ここは講談社コミックとアニメ吹替で呼び名が割れる代表エリアなので、媒体差に注意しながら見ていきましょう。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| 調査兵団 | Survey Corps(表記ゆれ:Scout Regiment) | サーヴェイ・コー。コミック=Survey Corps/アニメ吹替=Scout Regiment。壁外調査を担う。象徴は「自由の翼(Wings of Freedom)」 |
| 駐屯兵団 | Garrison(Garrison Regiment) | ギャリソン。garrison=守備隊。壁の維持・住民の統制を担う |
| 憲兵団 | Military Police Brigade(Military Police Regiment) | ミリタリー・ポリス。内地の治安維持・王政に近い特権部隊 |
| 訓練兵団 | Training Corps(表記ゆれ:Cadet Corps) | トレーニング/キャデット・コー。新兵の3年間の訓練機関。104期=104th Training Corps |
| 特別作戦班(リヴァイ班) | Special Operations Squad | スペシャル・オペレーションズ・スクワッド。リヴァイ直属の精鋭部隊 |
| 戦士(戦士隊) | Warriors(Warrior Unit) | ウォリアーズ。マーレ側の巨人継承者部隊 |
| 戦士候補生 | Warrior candidates | ウォリアー・キャンディデイツ。次代の継承者を目指す候補生 |
| イェーガー派 | Yeagerists | イェーガリスツ。エレンを支持する武装派閥 |
| 反マーレ派義勇兵 | Anti-Marleyan Volunteers | アンチ・マーレイアン・ボランティアズ。イェレナら反マーレの協力者 |
| エルディア帝国 | Eldian Empire(Eldia) | エルディアン・エンパイア。かつて大陸を支配した巨人の帝国 |
もっとも注意したいのが調査兵団です。講談社コミックではSurvey Corps(survey=調査・偵察)ですが、Crunchyroll/旧Funimationの英語版アニメでは Scout Regiment(scout=偵察兵)と訳されています。 どちらも同じ組織を指す正しい訳で、媒体によって呼び名が違うだけ。海外の考察やグッズを探すときは両方の名前で検索するのが安全です。駐屯兵団はGarrison(守備隊)、憲兵団はMilitary Police Brigade(憲兵=軍の警察)と、いずれも実在の軍事用語がそのまま使われています。
新兵を育てる訓練兵団はTraining Corpsが基本ですが、Cadet Corps(cadet=士官候補生)という訳も広く使われ、エレンたちの期は104th Training Corps(104期訓練兵団)と表記されます。リヴァイ直属の精鋭はSpecial Operations Squad(特別作戦班)。パラディ島の外側マーレでは、巨人継承者の部隊をWarriors(戦士)、その候補生をWarrior candidates(戦士候補生)と呼びます。物語終盤で重要になるYeagerists(イェーガー派)やAnti-Marleyan Volunteers(反マーレ派義勇兵)もあわせて覚えておくと、英語版の会話がぐっと追いやすくなります。CorpsもRegimentも「兵団・部隊」を意味しますが、Corpsは軍団規模、Regimentは連隊規模を指すのが本来の語義で、英語版でこの2語が混在するのは翻訳チームの選択の違いによるものです。BrigadeもRegimentより小さい「旅団」を意味する軍事用語で、憲兵団に当てられています。こうした軍事英語のニュアンスまで押さえておくと、海外考察を読むときに組織の規模感まで正確にイメージできるようになります。
装備・技術の英語(立体機動装置ほか)
結論として、調査兵団の代名詞ともいえる「立体機動装置」は、英語では複数の呼び名を持ち、媒体によって表記が大きく割れる用語の筆頭です。ここは特に押さえておきましょう。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| 立体機動装置 | ODM gear(Omni-Directional Mobility Gear)/vertical maneuvering equipment | オムニ・ディレクショナル・モビリティ・ギア。omni-directional=全方位の。コミックはvertical maneuvering equipment/omni-directional mobility gear、旧字幕は3D Maneuver Gearとも |
| 超硬質ブレード | Ultrahard steel blades | ウルトラハード・スチール・ブレード。巨人の項(うなじ)を斬る特殊鋼の刃 |
| 雷槍 | Thunder Spear | サンダー・スピア。鎧の巨人などに使う対巨人の爆発槍 |
| 脊髄液 | spinal fluid | スパイナル・フルイド。ジークが無垢の巨人を生み出すのに使う体液 |
| 巨人の注射液(血清) | Titan serum(Titan injection) | タイタン・シーラム。serum=血清。継承や巨人化に用いる薬剤 |
立体機動装置の英語表記は少しややこしく、ODM gear(Omni-Directional Mobility Gear=全方位機動装置)という呼び名がもっとも広く知られています。omni-directionalは「全方位の」という意味で、空中を縦横無尽に飛び回るあの装置の特徴を的確に表した名前です。一方で、講談社の英語版コミックではvertical maneuvering equipment(vertical=垂直の、maneuver=機動する)という訳も使われ、初期の英語字幕では3D Maneuver Gear(3DMG)と表記されていた時期もありました。呼び名は違えど指すものは同じなので、海外の解説を読むときは「ODM gear=3DMG=vertical maneuvering equipment」とつないで理解すればOKです。
刃は特殊鋼製のUltrahard steel blades(超硬質ブレード)で、巨人の弱点である項(うなじ)を斬るための消耗品。鎧の巨人のような硬い相手にはThunder Spear(雷槍)という爆発物を使います。物語後半では、ジークがspinal fluid(脊髄液)を使って無垢の巨人を生み出す描写や、継承・巨人化に使うTitan serum(巨人の注射液・血清)も頻出するので、あわせて押さえておきましょう。serumは「血清」を意味する医療英語で、ワクチンや抗体の文脈でも使われる実用単語です。好きな作品を通じてこうした語彙に触れておくと、ニュース英語や医療系の記事を読むときにも意外なところで役立ちます。装置・武器・薬剤といった「モノ」の名前は、意味を映像とセットで覚えられるぶん、抽象的な単語より圧倒的に記憶に定着しやすいのが利点です。
壁の名前の英語(Wall Maria・Rose・Sina)
結論として、人類を守る3重の壁は、英語でもWall Maria/Wall Rose/Wall Sinaとほぼローマ字読みのまま表記されます。3つの名前は始祖ユミルの3人の娘に由来する、という設定も知っておくと味わい深いです。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| ウォール・マリア | Wall Maria | ウォール・マリア。最も外側の壁。ユミルの娘マリアに由来 |
| ウォール・ローゼ | Wall Rose | ウォール・ローズ。中間の壁。娘ローゼ(Rose)に由来 |
| ウォール・シーナ | Wall Sina(一部字幕:Sheena) | ウォール・シーナ。最も内側の壁で王都がある。娘シーナに由来。発音寄せでSheena表記も |
3重の壁は外側からWall Maria(ウォール・マリア)→ Wall Rose(ウォール・ローゼ)→ Wall Sina(ウォール・シーナ)の順に並び、最も内側のシーナに王都が置かれています。英語表記はほぼ日本語のローマ字読みそのままですが、ローゼだけは英語で「バラ」を意味するRose(ローズ)と綴られる点に注意しましょう。最内壁のWall Sinaは、発音に寄せた「Sheena(シーナ)」という表記が一部の字幕やファンサイトで見られるものの、公式に定着しているのはSinaです。
これら3つの壁の名前が、始祖ユミル・フリッツ(Ymir Fritz)の3人の娘マリア・ローゼ・シーナに由来するという設定は、物語の根幹に関わる伏線でもあります。壁が単なる防壁ではなく、始祖の巨人が生み出した無数の「壁の巨人(Wall Titan)」でできているという事実とあわせて理解すると、この命名の重みがよく分かります。ちなみに、「壁」を意味する英単語wallは、進撃の巨人の世界観を象徴するキーワードでもあります。壁の外=outside the Walls、壁の中=inside the Wallsという表現は英語版で頻出し、物語のテーマである「自由」と対比される「閉ざされた世界」を端的に表しています。壁の名前だけでなく、こうしたwallを使った言い回しまで押さえておくと、英語版のセリフの含意まで読み取れるようになります。
世界観・重要用語の英語(地鳴らし・座標・道ほか)
結論として、物語後半で一気に増える「世界観」に関わる用語も、英語版では意味の通った定訳が与えられています。地鳴らし・座標・道・ユミルの民あたりは、海外考察で必ず出てくる最重要語です。
| 日本語 | 英語表記 | 読み・意味/補足 |
|---|---|---|
| 地鳴らし | the Rumbling | ザ・ランブリング。rumble=地響き。壁の巨人が世界を蹂躙する終末的な力 |
| 座標 | the Coordinate | ザ・コーディネイト。全ての「道」が集まる始祖の巨人の力の中枢 |
| 道 | the Paths(Path) | ザ・パス。全ての巨人とユミルの民をつなぐ次元・通り道 |
| ユミルの民 | Subjects of Ymir | サブジェクツ・オブ・ユミル。subject=臣民。巨人になりうるエルディア人 |
| エルディア | Eldia | エルディア。ユミルの民の民族名・かつての帝国 |
| マーレ | Marley | マーレイ。現在の大国。エルディア人を迫害する側 |
| パラディ島 | Paradis(Paradis Island) | パラディ。壁に囲まれた島。エルディア人が押し込められた土地 |
| 巨人大戦 | Great Titan War | グレート・タイタン・ウォー。エルディア崩壊を招いた内戦 |
| 始祖ユミル | Ymir Fritz | ユミル・フリッツ。全ての巨人の起源となった最初の人物 |
| 進撃の巨人(作品名) | Attack on Titan | アタック・オン・タイタン。作品タイトルの意訳 |
世界を滅ぼす「地鳴らし」はthe Rumbling。rumbleは「ゴロゴロと地響きを立てる」という動詞で、無数の壁の巨人が大地を踏み鳴らして進むあの光景を、たった一語で言い表しています。始祖の巨人の力の中枢である「座標」はthe Coordinate、全ての巨人とユミルの民をつなぐ次元である「道」はthe Paths(単数ではPath)と訳されます。この2語は始祖の巨人の能力を理解するうえで欠かせません。
巨人になりうるエルディア人=「ユミルの民」はSubjects of Ymir。subjectは「臣民・従属者」という意味で、始祖ユミルに連なる民という重い含意があります。民族・かつての帝国名はEldia(エルディア)、彼らを迫害する現在の大国はMarley(マーレ)、壁の中の島はParadis(パラディ島)。エルディアが崩壊するきっかけとなった内戦はGreat Titan War(巨人大戦)、全ての巨人の起源となった最初の人物はYmir Fritz(始祖ユミル)です。作中に登場する104期のユミル(Ymir)と区別するため、海外WikiではフルネームのYmir Fritzで表記されます。ちなみにパラディ島の英語表記Paradisは、「楽園(paradise)」を思わせる皮肉なネーミングとして海外ファンにもよく話題にされます。壁に囲まれ迫害される土地に「楽園」に近い名を冠する感覚は、フランス語のparadis(パラディ=楽園)を知っているとより深く味わえます。これらの固有名詞を押さえておけば、シリーズ後半の込み入った設定も英語版でしっかり追えるはずです。
間違えやすい英語表記・媒体差の注意点
結論として、進撃の巨人の用語は、講談社コミック(manga)とCrunchyroll/旧Funimationアニメ(anime)で訳語が割れるケースが少なくありません。検索や海外Wiki読みで迷わないよう、代表例と確認方法を整理しておきましょう。
講談社コミックとアニメ吹替で割れる用語一覧
もっとも代表的なのが調査兵団で、コミックはSurvey Corps、アニメ吹替はScout Regimentです。ほかにも、超大型巨人はColossal Titan/Colossus Titan、立体機動装置はODM gear/vertical maneuvering equipment/3D Maneuver Gear、訓練兵団はTraining Corps/Cadet Corps、ウォール・シーナはSina/Sheenaと表記が割れます。これらは「どちらかが間違い」なのではなく、媒体ごとに正式に採用されている別表記です。だからこそ、目当ての用語が見つからないときは、もう一方の綴りで検索し直すのが正解です。この記事では、より広く流通している講談社コミック版の表記を第一に据えつつ、アニメ版の訳語を併記する方針で統一しています。
英語版アニメ・字幕で実際の表記を確認する方法
「結局、自分が見ている版ではどの訳語が使われているの?」と迷ったら、英語版アニメの字幕で実際の表記を自分の目で確かめるのが一番確実です。ただし、日本国内で普段どおり配信サービスを開いても、英語音声・英語字幕は基本的に選べません。表示されるのは日本向けのカタログだからです。そこで使うのが、VPNで英語圏(アメリカなど)のサーバーに接続してから配信サービスを開く方法です。手順はシンプルな3ステップだけです。
1. NordVPNでアメリカなど英語圏のサーバーに接続する 2. その状態で、普段どおりCrunchyrollやNetflixを開く(英語字幕付きの海外版カタログが表示されます) 3. 英語字幕をオンにして、用語の表記を確認する
進撃の巨人の英語吹替はFunimation発の音声がCrunchyrollやNetflixで配信されており、日本のアカウントのままVPNで英語圏に切り替えるだけで試せる手軽さが魅力です。ポイントは「VPN接続 → その後にアプリを開く」という順番だけ。字幕をオンにすれば、調査兵団がSurvey CorpsとScout Regimentのどちらで表示されるのか、立体機動装置がどう訳されているのかも一目で分かります。 NordVPNはVPNサービスの中でも利用者が多く、初めての方でも設定に迷いにくいのが特徴です。用語の「生きた使われ方」を確認したいときに、ぜひ試してみてください。
進撃の巨人の用語で英語を学ぶ【YOSHI流】
最後に、この作品の用語を「英語学習の教材」として活かす、私が実際にやってきた方法を2つ紹介します。結論から言うと、好きな作品の固有名詞を入り口にすると、英単語が驚くほど頭に残ります。
反復リスニング——同じシーンを繰り返し聴いて用語を耳に焼き付ける
私が最も効果を感じてきたのが、同じエピソードを繰り返し聴く反復学習法です。CrunchyrollやNetflixのアプリにはダウンロード機能があり、事前に好きな話を端末に保存しておけば、通勤中や家事の合間にオフラインで再生できます。同じ話を5回、10回と聴くうちに、最初は聞き取れなかった"Survey Corps""Founding Titan"といった固有名詞が、不思議と耳に残るようになります。進撃の巨人は戦闘シーンで固有名詞が繰り返し飛び交うので、名前と音がセットで定着しやすいのが利点です。「新しい教材を次々こなす」より「好きな1話をしゃぶり尽くす」ほうが、リスニング力は着実に伸びます。特に用語系の単語は、「意味は知っているのに音で聞き取れない」というギャップが起きやすいところ。Titanを「タイタン」ではなく「タイトゥン」に近い音で発音していることや、Corpsの語末のpsが発音されず「コー」と聞こえることなど、文字で覚えた用語と実際の音のズレを埋めるのに、英語音声の反復は抜群に効きます。
スクリプト×AI活用法——気になる用語をAIに語源解説させる
もう一つ愛用しているのが、スクリプト(セリフ一覧)×AIの合わせ技です。まず「Attack on Titan script」「Attack on Titan transcript」のように検索して英語セリフのテキストを探し、気になった用語をコピーして、ChatGPTなどのAIに「この単語の語源と、英単語との関連を教えて」と投げるだけ。たとえば"Titan"を貼れば「ギリシャ神話の巨神ティタンが語源で、Titanic(タイタニック)やtitanium(チタン)と同語源」といった具合に、語源のネットワークごと解説してくれます。辞書を引くより速く、文脈に沿った"生きた解説"が得られるので、疑問をその場で潰しながら進められます。留学経験のない私がTOEIC990点・VERSANT76点(80点満点中)まで到達できたのも、こうした「好きな素材を深掘りする」学習の積み重ねでした。用語ひとつの語源をたどるだけでも、そこから枝分かれして5語も10語も一緒に覚えられるのが、固有名詞を入り口にする学習の強みです。「勉強」と気負わず、好きな作品の用語を面白がるところから始めてみてください。
紅蓮の弓矢・自由の翼・心臓を捧げよ・The Rumblingなど主題歌の英語タイトルとドイツ語の意味は、進撃の巨人 主題歌の英語まとめで解説しています。
まとめ
この記事では、『進撃の巨人』の重要用語の英語表記を、「9つの巨人」「巨人の種類・状態」「兵団・組織」「装備・技術」「壁」「世界観・重要用語」の6カテゴリ・合計50語以上にわたって一覧化してきました。巨人=Titan(giantではない)、9つの巨人=Nine Titans、進撃の巨人=Attack Titan、調査兵団=Survey Corps(アニメはScout Regiment)というように、英語版でもきちんと意味の通った単語が当てられているのが分かります。始祖=Founding、超大型=Colossal/Colossus、地鳴らし=the Rumbling、座標=the Coordinate、道=the Paths、ユミルの民=Subjects of Ymir——語の意味を知ると、作品世界の理解も一段深まるはずです。
Colossal/Colossus、Survey Corps/Scout Regiment、ODM gear/vertical maneuvering equipment、Sina/Sheena のように、講談社コミックとアニメで表記が割れる用語に注意すれば、海外Wiki読みやグッズ検索で迷うこともなくなります。キャラクターの英語名まで一気に確認したい方は進撃の巨人 キャラクター英語名一覧もあわせてご覧ください。まずは気になる用語ひとつの語源から、進撃の巨人×英語の世界を楽しんでみてください。