「インサイド・ヘッドを英語で見たい」と思ったとき、必要な手順は驚くほど少なくて済みます。結論を先に書くと、Disney+に加入して、日本で契約したアカウントのまま再生画面の言語メニューを開き、音声と字幕をそれぞれ English に変えるだけです。海外サーバーへのVPN接続も、海外用アカウントの作り直しも要りません。
日本のアニメを英語音声で観ようとしたことがある方なら、「VPNで海外リージョンに接続しないと英語版のカタログが出てこない」という手間を思い出すかもしれません。ディズニー/ピクサー作品はそこが根本的に違います。私自身、最初は身構えて調べ始めたのに、実際にはメニューを2回タップして終わってしまい、拍子抜けした記憶があります。この記事では、なぜVPNが不要なのかという仕組みから、スマホ・パソコン・テレビそれぞれの操作手順、音声と字幕の組み合わせ方、Disney+のダウンロード機能を使った反復のやり方、ブルーレイやレンタルとの比較、そして留学経験なしでTOEIC990・VERSANT76点(80点満点中)まで伸ばした筆者YOSHIの視聴プランまでを整理します。
Contents
インサイド・ヘッドはDisney+で英語音声・英語字幕に切り替えられる(VPN不要)
結論として、インサイド・ヘッド(英題 Inside Out)はDisney+の日本版アカウントで視聴でき、再生画面の言語メニューから音声と字幕をそれぞれ切り替えられます。本記事執筆時点(2026年8月)の状況です。
なぜVPNがいらないのか|Netflix型との仕組みの違い
Netflixの場合、日本から通常の回線でアクセスすると、日本向けのカタログと日本向けの音声・字幕トラックしか出てきません。作品によっては英語音声そのものが選択肢に現れず、海外版を開くにはVPNサービスで英語圏のサーバーに接続し、あたかも現地からアクセスしているように見せる必要があります。
一方でディズニー/ピクサー作品は、1本のタイトルの中に複数の音声トラックと字幕トラックを最初から抱えているという配信のされ方をしています。リージョンを切り替える必要がそもそもなく、再生画面のメニューから言語を選ぶだけで完結するのが、VPNが不要な理由です。アカウントの登録国を変えたり、海外の住所やクレジットカードを用意したりする必要もありません。「インサイド・ヘッド 英語 VPN」で検索してVPNの契約から始めてしまう人もいますが、Disney+に関してはその工程自体が要らないわけです。
Disney+(日本)で配信中のインサイド・ヘッド関連4作品
Disney+の日本版では、長編2作に加えてスピンオフもまとめて扱われています。
| 作品 | 英題 | 尺 | 備考 |
|---|---|---|---|
| インサイド・ヘッド | Inside Out | 1時間34分 | 2015年公開 |
| インサイド・ヘッド2 | Inside Out 2 | 1時間36分 | 2024年11月27日から見放題独占配信 |
| ライリーの初デート? | Riley's First Date? | 9分 | 1作目のその後を描く短編 |
| ライリーの夢の製作スタジオ | Dream Productions | 全4話 | 2024年12月11日から独占配信 |
『インサイド・ヘッド2』は2024年11月27日からDisney+で見放題独占配信が始まったとDisney+公式が発表しています。スピンオフの『ライリーの夢の製作スタジオ』(正式には『インサイド・ヘッド』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ)も、2024年12月11日から全4話が独占配信されています。同じ世界観・同じ英語キャストの音声を、長編からスピンオフまで続けて浴びられるのは、学習素材としてかなり恵まれた状況です。
英語トラックの有無は「再生画面の言語メニュー」で確認するのが確実
ひとつだけ正直に書いておくと、Disney+の未ログイン状態の作品ページは、音声・字幕の対応言語一覧を公開していません。表示されるのは「字幕/クローズドキャプション対応」といったバッジまでで、何語が入っているかは外から読み取れない仕様です。そのうえ、Disney+にあるすべての作品が言語の切り替えに対応しているわけでもありません。古い作品や一部のドラマでは希望の言語が並ばないことがありますし、対応言語は時期によって入れ替わることもあります。
ですので、確実な確認方法は「実際に再生して言語メニューを開いてみる」の一択です。加入直後の1分でできますし、次章のデバイス別の手順どおりに操作すれば、その画面がそのまま確認画面になります。
デバイス別|英語音声・英語字幕に切り替える手順
やることはどの端末でも同じで、再生中に言語メニューを開き、「音声」と「字幕」をそれぞれ English にするだけです。違うのはメニューの呼び出し方だけなので、そこを端末別に見ていきます。
共通の考え方と切り替え場所の早見表
| 端末 | メニューの呼び出し方 | ポイント |
|---|---|---|
| スマホ・タブレット | 再生画面の吹き出しアイコン | 指1本でいつでも切り替えられる |
| パソコン(ブラウザ) | 再生画面の吹き出しアイコン | 大画面で英語字幕のスペルまで読める |
| Fire TV・Android TV | リモコンのメニューボタン →「言語」 | テレビでの視聴に最も多い経路 |
| Apple TV | リモコンのタッチ面を下にスワイプ | メニューが画面上部から降りてくる |
| Roku | 再生中にリモコンのスターボタン | 作品を選んでから設定する |
一度設定すると、次に別の作品を再生したときも同じ言語設定が引き継がれます。毎回切り替え直す必要はありません。
スマホ・タブレットでの手順
- Disney+アプリでインサイド・ヘッドを再生する
- 再生画面に表示される吹き出しマーク(言語メニュー)をタップする
- 左側の「音声」の一覧から
Englishを選ぶ - 右側の「字幕」の一覧からも
Englishを選ぶ - メニューを閉じて、そのまま再生を続ける
字幕の候補に English [CC] が並ぶことがあります。CCは「Closed Captions」の略で、セリフに加えて効果音や話者の情報まで含む字幕を指します。学習用にはどちらでも大きな差はありませんが、両方ある場合はまず English を選び、シンプルなセリフ字幕から試すのがおすすめです。なお、Disney+は初期状態では字幕がオフになっています。「字幕が出ない」のではなく「まだオンにしていない」だけ、というケースが実はかなり多いです。
パソコン(ブラウザ)での手順
ブラウザ版でも操作はほぼ同じで、再生画面の吹き出しアイコンをクリックし、「音声」「字幕」からそれぞれ English を選びます。
パソコンの利点は、画面が大きいぶん英語字幕のスペルを1文字ずつ確認できることです。聞き取れなかった単語をその場で一時停止して読み、必要ならコピーして辞書やAIに投げる、という流れがいちばんやりやすいのがこの環境です。英語字幕を「読む教材」として使うなら、パソコンが最も相性がいいと感じています。
テレビでの手順|Fire TV・Android TV・Apple TV・Roku
テレビで観る場合は、リモコンでメニューを呼び出すところだけ覚えれば大丈夫です。
- Fire TV/Fire TV Stick・Android TV:再生中にリモコンのメニューボタン(三本線)またはテレビリモコンの上ボタンを押し、表示されたメニューから「言語」を選んで English を指定する
- Apple TV:再生中にリモコンのタッチ面を下にスワイプするとメニューが降りてくるので、「音声」「字幕」からそれぞれ English を選ぶ
- Roku:再生中にリモコンのスターボタンを押すとメニューがスライドして出てくるので、そこから言語を選ぶ
テレビは家族で共有していることが多い端末です。言語設定が引き継がれる仕様なので、次に家族が別の作品を再生したときも英語音声のまま始まります。子どもが日本語で観る予定があるなら、視聴後に日本語へ戻しておくか、自分専用のプロフィールを作って学習用に分けておくと気を使わずに済みます。
字幕の大きさ・色・フォントを読みやすく変える
英語字幕は日本語字幕より情報量が多く、初期設定のままだと文字が小さく感じることがあります。調整できるのは文字サイズ(6段階)・色・太さ・フォント・背景の不透明度などです。設定場所は、パソコンのブラウザならDisney+のアプリ内設定から、スマホやタブレット、Fire TVなどはそれぞれの端末のOS側にある字幕(キャプション)設定から行います。
地味な話に見えますが、字幕が読みやすいかどうかは学習の継続率に直結します。文字を1段階大きくして背景を少し濃くするだけで、目の疲れ方がまるで変わります。
English が選べない・切り替わらないときの対処法
「メニューを開いたのに English が出てこない」という場合は、次の順に確認してみてください。
- Disney+アプリを最新バージョンに更新する
- アプリを一度完全に終了して再起動する
- 作品ページを開き直し、再生し直してからメニューを開く
- 別の端末(スマホなど)で同じ作品を開き、そちらでは English が出るか確かめる
最後の「別端末で試す」は原因の切り分けにとても有効です。スマホでは切り替えられるのにテレビでは出ない場合、作品ではなくアプリ側の問題だと判断できます。それでも解決しない場合は、Disney+のヘルプセンターで最新の対応状況を確認するのが確実です。配信仕様や対応言語は変更されることがあるため、加入前・視聴前に最新の状況をご確認ください。
音声×字幕は6通り|学習目的別の使い分け
Disney+の強みは、音声と字幕を別々に選べることです。これによって組み合わせが6通り生まれ、そのときの目的に応じて使い分けられます。
6パターン早見表
| 組み合わせ | 主に鍛えられる力 | こんなときに |
|---|---|---|
| 日本語音声+日本語字幕 | 内容の把握 | まず話を思い出したいとき |
| 英語音声+日本語字幕 | 英語の音への慣れ | 英語で観る1周目 |
| 英語音声+英語字幕 | リスニング+リーディング | 学習の主役になる組み合わせ |
| 英語音声+字幕なし | 純粋なリスニング | 仕上げの確認 |
| 日本語音声+英語字幕 | 語彙・表現の確認 | 英語の言い回しだけ拾いたいとき |
| 日本語音声+字幕なし | ― | 家族と普通に楽しむとき |
目的別のおすすめ組み合わせ
学習の主役になるのは、間違いなく英語音声+英語字幕です。理由はシンプルで、耳で聞こえた音と目で見た文字が同じ言語なので、その場で答え合わせができるからです。日本語字幕は尺の都合で内容が圧縮され、意訳も入るため、「今の英語はどう言っていたのか」を確かめる用途には向きません。
面白いのが日本語音声+英語字幕という変わり種の組み合わせです。日本語で内容を追いながら、英語ではどう表現されているかだけを目で拾えます。感情キャラの名前が Joy、Sadness、Anger、Fear、Disgust とそのまま感情語になっているこの作品では、英語表現だけを収集する回として意外なほど機能します。作中から拾える言い回しはインサイド・ヘッドの使える英語フレーズ集にまとめました。
ダウンロードして繰り返し見る方法
英語学習でいちばん効くのは、新しい作品を次々に観ることではなく、同じ場面を繰り返し聴くことです。Disney+のダウンロード機能は、そのための道具として優秀です。
ダウンロードの手順と、台数・視聴期限の注意点
手順は、作品ページのダウンロードアイコンをタップするだけです。Wi-Fi環境でまとめて落としておけば、通信量を気にせずオフラインで再生できます。ダウンロード時に画質も選べるので、音声中心で聴くなら低めの画質にして容量を節約する手もあります。
注意点も押さえておきましょう。同じ作品をダウンロードできるのは概ね10台までとされており、オフライン再生を維持するには少なくとも30日に1回はインターネットに接続してDisney+へアクセスする必要があります(本記事執筆時点の情報です。細かい条件は公式ヘルプでご確認ください)。月に一度アプリを開いてさえいれば、実質的に期限を気にせず使えます。
通勤中の「ながら再生」で同じ場面を繰り返し聴く
ここからは筆者YOSHIが実際にやっていた方法です。私は、Wi-Fi環境で事前にダウンロードしておいたお気に入りの数分を、通勤中にイヤホンでひたすら聴き返すというやり方を続けていました。
- 平日の移動中は、音だけをバックグラウンド再生で流す
- 週末に同じ場面を英語字幕付きで見直し、聞き取れていなかった箇所を確認する
- 気になった一文だけメモしておき、後で発音と文法を確認する
同じ場面を10回ほど聴くと、最初は一続きの音の塊にしか聞こえなかったものが、ある日突然、単語の切れ目として聞こえてくる瞬間があります。インサイド・ヘッドは感情たちの掛け合いがテンポよく続くので、この耳の訓練にちょうどいい素材です。1本1時間半ほどの作品ですから、全編ではなく「好きな5分」を決めて回すのが続けるコツだと思います。
Disney+以外の視聴手段と比較
「サブスクに入るほどではないけれど、一度英語版を観てみたい」という方のために、他の手段も並べて比べておきます。
視聴手段の比較表
| 視聴方法 | 英語音声 | 英語字幕 | 再生中の切り替え | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| Disney+ | ○ | ○ | できる | 月額1,250円〜(見放題) |
| ブルーレイ+DVDセット | ○ | ○ | できる(メニューで切替) | 4,400円〜(買い切り) |
| 4K UHD+ブルーレイセット | ○ | ○ | できる(メニューで切替) | 7,590円(2作目・買い切り) |
| デジタル購入・レンタル | ○(字幕版) | △ | できない | レンタル400円前後 |
| 見放題の他サービス | − | − | − | 2026年8月時点で配信なし |
ブルーレイ+DVDセット|英語7.1chと英語字幕を収録
手元に残したいなら、パッケージという選択肢があります。ディズニー公式の商品情報によると、『インサイド・ヘッド』のブルーレイ+DVDセット(品番 WDXA-1091/2025年12月10日発売/4,400円税込)は、ブルーレイの音声に英語のDTS-HDマスター・オーディオ7.1ch(ロスレス)を含み、字幕は日本語字幕と英語字幕の両方を収録しています。同梱のDVD側にも英語5.1ch音声と英語字幕が入っています。
英語音声・英語字幕という学習に必要な組み合わせは、Disney+と同じようにディスクでも成立します。しかもボーナス・コンテンツとして短編「ライリーの初デート?」や音声解説、未公開シーンまで収録されており、通信環境を気にせず再生できるのも強みです。
インサイド・ヘッド2は4K UHDセットもある
続編のほうは、ブルーレイ+DVDセット(WDXA-1006/2024年11月27日発売/5,390円税込)に加えて、4K UHD+ブルーレイセット(WDUA-1006/7,590円税込)が用意されています。4K UHD側は英語音声にドルビーアトモスが採用され、字幕は日本語・英語・日本語吹替用の3種類。ブルーレイ側も英語DTS-HDマスター・オーディオ7.1ch(ロスレス)と英語字幕を収録しています。音の情報量という点ではストリーミングよりディスクのほうが上なので、リスニングの精度を上げたい人には検討する価値があります。
「MovieNEX」を中古で買うときの注意点
中古で探すと「インサイド・ヘッド MovieNEX」という商品名を見かけますが、ここは注意が必要です。MovieNEX版はすでに生産終了しており、付属のデジタルコピー(本編)の新規取得は2025年8月31日、MovieNEXワールドは2025年9月30日でサービスが終了しています。つまり、いま中古で買ってもディスクは問題なく再生できますが、デジタルコピーの権利は取得できません。英語音声・英語字幕はディスクに入っているので学習用途に支障はないものの、「クラウドでも観られる」という前提だと期待外れになります。現行品なら前述のブルーレイ+DVDセットが確実です。
Amazon Prime Videoなどのレンタル・購入
Amazon Prime Videoなどのデジタル配信では、インサイド・ヘッドが「字幕版」と「吹替版」に別タイトルとして並んでおり、それぞれレンタルまたは購入できます。レンタルは400円前後が目安です(価格は変動するため、必ず購入前にご確認ください)。
ただし学習目的では弱点があります。「字幕版」は英語音声に日本語字幕が付いた形式であり、英語字幕が選べるとは限りません。しかも視聴前にどちらのバージョンを観るかを決める必要があり、再生中に音声や字幕を切り替えることはできません。ディズニー公式もレンタルについて「再生から48時間などの視聴制限がある」と説明しています。1回だけ観るには手軽ですが、繰り返し使う学習には向きません。
見放題で英語まで扱えるのは実質Disney+だけ
「英語で観るならとりあえずNetflix」という発想でインサイド・ヘッドを探すと、見つからずに戸惑うことになります。本記事執筆時点(2026年8月)で、インサイド・ヘッドシリーズを見放題で配信しているのはDisney+です。他の主要な見放題サービスでは、レンタル扱いはあっても定額での配信は見当たりません。配信状況は変動しますので、契約前にご自身が使っているサービスで最新のラインナップを確認するのが確実です。
コストで比べると何回目から逆転するか
単純な計算をしてみます。1回だけ観るならレンタルの400円前後が最安ですが、英語学習として繰り返し観るなら話は変わります。レンタルは視聴期限があるため、3回・4回と観返すたびに課金が発生します。月額1,250円のDisney+に対して、レンタルは4回目でおおよそ並び、5回目以降は割高になる計算です。しかもDisney+なら、インサイド・ヘッド1作目・2作目・短編・スピンオフの4本すべてが同じ料金の中に入り、他のディズニー/ピクサー作品にも横展開できます。
一方、パッケージは買い切りなので、1作品をとことん繰り返すと決めているならブルーレイのほうが最終的に安くなる場面もあります。「シリーズごと繰り返したいならDisney+、1本を極めたいならブルーレイ」という整理がしっくりくるはずです。
料金プランと加入前の確認ポイント
スタンダードとプレミアムの違い
Disney+は2026年3月の料金改定以降、2つのプランに分かれています。
| プラン | 月額(税込) | 年額(税込) |
|---|---|---|
| スタンダード | 1,250円 | 12,500円 |
| プレミアム | 1,670円 | 16,700円 |
違いは画質・音質と同時視聴台数などのグレードで、英語音声・英語字幕への切り替えはどちらのプランでも同じように使えます。英語学習が主目的なら、画質より「音声と字幕をどれだけ気軽に組み替えられるか」のほうが重要なので、まずはスタンダードで十分です。前述のとおり、ドルビーアトモスのような高音質で味わいたい場合は4K UHDのディスクという選択肢もあります。
年額プランはどれくらい得か
年額プランは、月額を12か月続けた場合と比べておよそ2か月ぶん安くなります。Disney+の加入画面にも「年額プランで16%以上お得」という案内が出ています。
英語学習は3か月・半年と続けてこそ効いてくるものなので、最初から1年使うつもりなら年額のほうが理にかなっています。Disney+に加入すれば、インサイド・ヘッドの4作品だけでなく、他のディズニー/ピクサー作品も同じ手順で英語音声・英語字幕に切り替えられるので、1作品を観終わったあとの「次」に困らないのも大きな利点です。料金プランや配信ラインナップは変更されることがあるため、加入前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
無料お試しはある?
Disney+には、現在のところ公式の無料お試し期間は用意されていません(かつての1か月無料体験は終了しています)。ただし、提携先経由の入会でポイント還元が受けられるキャンペーンなどが時期によって実施されています。
「無料で観る方法」を探すより、月額料金と学習効果を天秤にかけて判断するほうが結果的に早いというのが実感です。なお、海賊版サイトのような非公式な手段は著作権上のリスクがあるので避けてください。最新のキャンペーンの有無は公式サイトで確認するのが確実です。
英語学習者のための段階的な視聴プラン(YOSHI式)
ここからは、留学経験ゼロでTOEIC990・VERSANT76点(80点満点中)まで英語力を伸ばした筆者が、実際に映像作品で続けてきた方法をこの作品に当てはめて紹介します。
ステップ1|まず日本語音声で内容を思い出す
いきなり英語で観る必要はありません。内容をうろ覚えのまま英語音声にすると、話を追うことに脳のリソースを取られて英語が耳に入ってこないからです。インサイド・ヘッドはストーリーが明快で、一度観たことがある人も多い作品。「次に何が起こるか」を分かっている状態を作ってから英語に移ると、同じ映像なのに聞こえてくる情報量がまるで変わります。これは「勉強」ではなく「もう一度観る」だけなので、心理的なハードルもほとんどありません。
ステップ2|英語音声+日本語字幕で音に慣れる
2周目は、音声だけを English にして字幕は日本語のままにします。意味は字幕が保証してくれるので、耳は「音のかたち」だけに集中できます。
このとき、ヨロコビの声がAmy Poehlerに、カナシミがPhyllis Smithに変わります。アメリカのコメディ畑で鍛えられた話者が多く、早口でも子音がはっきり立っているので、聞き取りの練習相手として非常に優秀です。誰がどの感情を演じているかはキャラクター英語名と声優の一覧にまとめてあります。
ステップ3|英語音声+英語字幕で音と文字を一致させる
3周目が本番です。音声も字幕も English にして、聞こえた音と表示された文字を突き合わせていきます。聞き取れなかった単語も、字幕を目で追えば正体がすぐ分かります。逆に「読めば分かるのに聞き取れなかった」という単語が見つかったら、それが自分の弱点です。読解力と聴解力のズレを可視化できるのが、この組み合わせの最大の価値だと思っています。気になった一文はテキストで書き留めておくと、後の工程が楽になります。
ステップ4|字幕なし+音読でアウトプットまで
最後は字幕を切って通しで観てから、覚えたセリフを実際に声に出します。難しい単語を正確に並べるより、短いフレーズを自分の言葉として使えることのほうが会話では圧倒的に役立つというのが、元海外事業担当としての実感です。インサイド・ヘッドは一文が短く言い切りが多いので、丸ごと覚えて口に出すのに向いています。受け身の視聴で終わらせず、声に出すところまでをワンセットにすると、視聴時間がそのままスピーキングの練習時間に変わります。
「Inside Out script」で検索してAIに解説させる
筆者がいちばん推している方法がこれです。手順はシンプルで、検索エンジンで Inside Out script あるいは Inside Out 2 script と検索し、英語のセリフ一覧を掲載しているページを開きます。気になったセリフをコピーして、ChatGPTなどのAIに「このセリフのニュアンスと文法を解説して」と投げてみてください。辞書では拾いきれない「どんな場面で使う言い回しか」という空気感まで説明してくれるので、理解の解像度が一段上がります。私は海外ドラマやサッカー中継の実況フレーズでも同じやり方を使ってきました。ただしAIの解説も間違うことがあるので、重要な語法は必ず辞書で裏を取ってください。スクリプトが見つからないときは、英語字幕を一時停止しながら書き写すだけでも同じ効果があります。
インサイド・ヘッドを英語で見るときのよくある質問
VPNなしで本当に英語音声で見られますか?
はい。日本で契約したDisney+アカウントのまま、再生画面の言語メニューから切り替えるだけです。VPN接続も海外用アカウントの作成も必要ありません。ただし対応言語は作品・時期によって変わり得るため、視聴前に実際の言語メニューでご確認ください。
英語字幕と日本語字幕、どちらから始めるべきですか?
まずは英語音声+日本語字幕から始めて、慣れたら英語字幕に移るのがおすすめです。いきなり英語字幕にすると、読むことに追われて音を聴く余裕がなくなりがちです。2段階に分けるだけで、挫折率は目に見えて下がります。
インサイド・ヘッド2も同じ方法で見られますか?
はい。Inside Out 2 も同じ手順で切り替えられます。ただし続編は思春期を扱うぶん、くだけた表現や言葉遊びが増えて一段難しくなります。1作目から順に観るのが安全です。英題やシリーズの整理は英語タイトルの詳細ガイドをご覧ください。
英語初心者でも大丈夫ですか?
大丈夫です。セリフが短く、感情を表す単語が繰り返し出てくるので、初心者向けの素材としてかなり優秀です。分からない箇所は飛ばして、まず1本を最後まで観ることを優先してください。
テレビで切り替えられないときは?
テレビ本体とDisney+アプリの両方が最新かを確認し、アプリを再起動してみてください。それでも直らない場合は、スマホやパソコンで同じ作品を開いて English が選べるか確かめると、端末側の問題か作品側の問題かを切り分けられます。
ブルーレイとDisney+はどちらがいいですか?
シリーズをまとめて繰り返すならDisney+、1本を音質までこだわって極めるならブルーレイという使い分けが分かりやすいです。Disney+はスピンオフまで含めて4作品が同じ料金に収まり、ブルーレイはロスレスの英語音声と英語字幕を手元に残せます。
まとめ|加入して設定を English に変えるだけ
インサイド・ヘッドを英語音声・英語字幕で観る方法を、最後に整理します。
- Disney+に加入すれば、日本のアカウントのまま再生画面の言語メニューを English にするだけ。VPNも海外アカウントも不要
- 日本版のDisney+には、長編2作+短編「ライリーの初デート?」+全4話の「ライリーの夢の製作スタジオ」が揃っている(2026年8月時点)
- スマホ・パソコンは吹き出しアイコン、Fire TVやApple TVはリモコンのメニューから切り替える
- 音声と字幕は別々に選べるので、目的に応じて6通りの組み合わせを使い分けられる
- ダウンロードして同じ場面を繰り返し聴くと、耳が単語の切れ目を拾えるようになる
- ブルーレイ+DVDセットや4K UHDセットにも英語音声・英語字幕が収録されており、レンタルは1回だけ観る用途向き
私は留学せずに、好きな作品を何度も観返すことでTOEIC990・VERSANT76点(80点満点中)まで英語力を伸ばしてきました。特別な方法は使っていません。内容を知っている作品を、今度は英語で観る。それだけです。インサイド・ヘッドは感情そのものがキャラクターになっている作品なので、英語音声にした瞬間から Joy や Sadness といった単語が耳に飛び込んできます。
作品全体の英語の楽しみ方はインサイド・ヘッドの英語ガイドにまとめていますし、アニメ・映画を使った英語学習の全体像は英語×アニメで学ぶ英語学習ガイドで扱っています。まずはDisney+を開いて、インサイド・ヘッドを再生し、音声を English に変えるところから始めてみてください。見慣れたはずの1本が、まったく新しい教材に変わります。