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葬送のフリーレン

【一覧】葬送のフリーレンの英語タイトルは?Beyond Journey's Endの意味とシーズン・全38話サブタイトルを解説

「葬送のフリーレンって、英語だとタイトルはどうなるの?」「各話のサブタイトルの英語版が知りたい」「海外の記事に出てくる The Golden Land Arc って何のこと?」——フリーレンを英語で追いかけようとすると、多くの方がこの壁にぶつかります。結論からお伝えすると、作品の公式英題はFrieren: Beyond Journey's End、TVアニメ第1期は全28話、第2期は全10話(通し29〜38話)、そして第3期は「黄金郷編」=The Golden Landを映像化すると発表済みです。この記事でいちばんお伝えしたいのは、日本語の「葬送」という言葉が、英題からきれいに消えているという事実。そこには、作品のテーマを読み切った翻訳の判断と、日本語版でしか成立しない「タイトル回収」の仕掛けが隠れています。本記事では、シーズン・各話・原作の章の英語タイトルを英語版Wikipedia・VIZ Media公式・Crunchyroll・Frieren Wiki(Fandom)で一次確認したうえで一覧化し、そこで使われている英単語や文法までまとめて解説します。筆者は留学経験なしでTOEIC990点・VERSANT76点(80点満点中)を取得し、前職では海外事業を担当してきました。フリーレン×英語の全体像は葬送のフリーレンは英語で?完全ガイドにまとめていますので、あわせてご覧ください。

なお、実際に英語音声・英語字幕でフリーレンを観たい方へ。前提として、日本から普通に配信サービスを開くと日本向けのカタログしか表示されず、英語音声を選べない作品がほとんどです。そこで使われるのがVPNで、NordVPNでアメリカなど英語圏のサーバーに接続し、その状態でいつも通り配信サービスを開くと、英語音声・英語字幕で視聴できるようになりますNordVPN)。具体的な手順は記事後半で改めて紹介します。


葬送のフリーレンの英語タイトルは「Frieren: Beyond Journey's End」

まず大前提として、作品そのものの英語タイトルを押さえましょう。結論として、『葬送のフリーレン』の英語版タイトルはFrieren: Beyond Journey's Endです。北米で英語版コミックスを刊行するVIZ Media、アニメを世界配信するCrunchyroll、いずれも表記はこれで統一されています。読み下せば「フリーレン——旅の終わりの、その先へ」。原題のローマ字表記は Sōsō no Furīren ですが、英語圏で通じるのはあくまで Beyond Journey's End のほうです。

面白いのは、英語圏でも地域によって別の英題が使われている点です。東南アジアで英語版コミックスを刊行しているShogakukan Asiaは、同じ作品をFrieren: Remnants of the Departed(=故人が遺したもの、という趣旨)というまったく違うタイトルで出しています。日本語の一つのタイトルから、方向性の異なる二つの英題が生まれた——それだけ「葬送の」という言葉が訳しにくかった証拠でもあります。


なぜ「葬送の」がBeyond Journey's Endになったのか──翻訳の妙

ここからが本記事の目玉です。日本語タイトルの主役だった「葬送」という言葉は、公式英題のどこにも入っていません。なぜでしょうか。

直訳なら「Frieren at the Funeral」──それを採らなかった理由

「葬送」を素直に英語にするとfuneral(葬儀)です。実際、英語版Wikipediaはこの原題の直訳として "Frieren at the Funeral" という形を注記しています。しかし公式英題はそれを採用しませんでした。理由はシンプルで、『葬送のフリーレン』は「魔王を倒したあと」から始まる、旅の"終わり"のその先を描く物語だからです。Funeral という単語を前に出すと、英語圏の読者には「葬儀を描いた重い話」という誤ったシグナルが飛んでしまいます。そこで訳者は、単語ではなく作品のテーマそのものを訳すという判断をしました。ヒンメルたちの冒険(journey)が終わったあとの物語=Beyond Journey's End。たった3語で作品の構造を言い切っている、実に見事な英題だと思います。

「葬送」は異名でもある──英語ではFrieren the Slayerに分離

さらに厄介なのが、「葬送の」がフリーレン自身の異名でもあるという点です。作中でフリーレンは、数えきれないほどの魔族を葬ってきた魔法使いとして、魔族側から「葬送のフリーレン」と恐れられています。日本語の「葬送」は「葬儀に送る」とも「葬り去る者」とも読める——この二重性が原題の肝でした。

英語版はこれを別々の言葉に分けて処理しています。作品タイトルは Beyond Journey's End、異名のほうはFrieren the Slayer(VIZ Media版)。同じ異名を、東南アジアのShogakukan Asia版はFrieren the Reaper(reaper=刈り取る者、死神)と訳しており、媒体によって訳語が揺れている点も押さえておくと海外の記事が読みやすくなります。魔族側の用語がどう英訳されているかは葬送のフリーレン 魔法・用語の英語一覧で詳しく扱っています。

日本語版だけの「タイトル回収」という宿命

結果として何が起きたか。日本語版なら鳥肌モノの「タイトル回収」が、英語版ではそのままの形で成立しないのです。原作第17話は、シリーズと同じ「葬送のフリーレン」という話数タイトルで、この異名の由来が明かされる名場面。アニメでも第8話が同じ構成になっています。ところが英語版では、シリーズ名が Beyond Journey's End、第8話のサブタイトルが Frieren the Slayer英語圏の視聴者にとっては「シリーズ名と同じタイトルの回」ではなくなってしまうわけです。翻訳が優秀であるほど、原語にしかない仕掛けが浮かび上がる——語学を学ぶ人間として、これほど面白い教材はそうありません。


タイトルに使われた英語を分解する:beyondとjourney's end

英題はたった3語ですが、英語学習の観点では拾いどころが多い表現です。順に分解してみましょう。

beyond = 物理的にも抽象的にも「その先へ」

beyondは「〜の向こうに/〜を超えて」を表す前置詞です。beyond the mountains(山の向こうに)のような物理的な位置だけでなく、beyond repair(修復不可能なほど)、beyond my understanding(私の理解を超えている)のように抽象的な限界にも使えるのが最大の特徴。ここでは「旅の終わりという境界線の、さらに向こう側」というニュアンスになります。「after(〜のあと)」でも意味は通じますが、after Journey's End だと単に時系列が後ろというだけ。beyond を選んだことで、「終わったはずの場所から、まだ先へ進んでいく」という物語の推進力まで表現できているわけです。

journey's end = 無生物の所有格と、journey / trip / travel の違い

journey's endの「's」に引っかかった方もいるかもしれません。学校では「'sは人や動物に使う」と習いますが、時間・距離・旅程を表す語には慣用的に's が使えます(a day's work=1日の仕事、a stone's throw=目と鼻の先)。journey's end はその代表例です。

そして単語の選び方。「旅」は trip / travel / voyage とも訳せますが、journeyは「長く、目的があり、道のりそのものに意味がある旅」を指します。trip は短い往復、travel は移動という行為一般、voyage は航海。10年かけて魔王城を目指した旅路には journey しかありえません。ちなみに Journey's End は1928年の英国戯曲の題名としても有名で、英語圏では「旅路の果て=人生の終着点」という含みを自然に連想させる定型句でもあります。


【一覧表】アニメのシーズン英語表記 早見表

映像作品の全体像を先に押さえておきましょう(2026年7月時点)。

区分日本語表記英語での呼ばれ方話数・時期
TVアニメ第1期葬送のフリーレンFrieren: Beyond Journey's End (Season 1)全28話/2023年9月〜2024年3月
TVアニメ第2期葬送のフリーレン 第2期Frieren: Beyond Journey's End Season 2全10話/2026年1月〜3月
TVアニメ第3期葬送のフリーレン 第3期 黄金郷編(The Golden Land 編を映像化)2027年10月放送予定
ミニアニメ葬送のフリーレン ~●●の魔法~Frieren: Beyond Journey's End – Spell That Does OOO2023年〜2026年に3期分

「Season 1」「Season 2」は公式が英語のサブタイトルとして掲げているものではなく、配信サイトや各サイトの整理上の呼称です。第3期についても、本記事執筆時点で英語での正式表記は発表されていないため、最新情報は必ず公式サイト・Crunchyrollの告知でご確認ください。


TVアニメ第1期=Season 1の英語情報

第1期はマッドハウス制作、斎藤圭一郎監督で、2023年9月29日から2024年3月22日まで全28話が放送されました。特筆すべきは初回で、日本テレビの「金曜ロードショー」枠——通常は劇場映画を放送する枠——で第1〜4話を2時間スペシャルとして放送し、アニメシリーズとして初めてこの枠に登場しています。以降は新設の「FRIDAY ANIME NIGHT」枠へ移り、2クール連続で放送されました。

海外ではCrunchyrollが東アジア以外の配信ライセンスを取得。英語吹き替え版は2023年10月13日にプレミア公開され、吹替監督はJad Saxtonが務めています。オープニング主題歌はYOASOBI「勇者」、エンディングはmilet「Anytime Anywhere」(第2クールのOPはヨルシカ「晴る」)。主題歌の英語表記や訳し方は葬送のフリーレンの主題歌・OP/EDの英語で扱っています(歌詞の引用は控えます)。


【一覧表】第1期 全28話の英語サブタイトル一覧

日本語のサイトでは意外と見つけにくい、各話の英語サブタイトルを全話まとめました。以下はアニメ公式サイトとCrunchyrollの表記をもとに英語版Wikipedia「List of Frieren episodes」で整理されているものです。

話数日本語サブタイトル英語サブタイトル
第1話冒険の終わりThe Journey's End
第2話別に魔法じゃなくたって…It Didn't Have to Be Magic…
第3話人を殺す魔法Killing Magic
第4話魂の眠る地The Land Where Souls Rest
第5話死者の幻影Phantoms of the Dead
第6話村の英雄The Hero of the Village
第7話おとぎ話のようなものLike a Fairy Tale
第8話葬送のフリーレンFrieren the Slayer
第9話断頭台のアウラAura the Guillotine
第10話強い魔法使いA Powerful Mage
第11話北側諸国の冬Winter in the Northern Lands
第12話本物の勇者A Real Hero
第13話同族嫌悪Aversion to One's Own Kind
第14話若者の特権Privilege of the Young
第15話厄介事の匂いSmells Like Trouble
第16話長寿友達Long-Lived Friends
第17話じゃあ元気でTake Care
第18話一級魔法使い選抜試験First-Class Mage Exam
第19話入念な計画Well-Laid Plans
第20話必要な殺しNecessary Killing
第21話魔法の世界The World of Magic
第22話次からは敵同士Future Enemies
第23話迷宮攻略Conquering the Labyrinth
第24話完璧な複製体Perfect Replicas
第25話致命的な隙A Fatal Vulnerability
第26話魔法の高みThe Height of Magic
第27話人間の時代An Era of Humans
第28話また会ったときに恥ずかしいからねIt Would Be Embarrassing When We Met Again

全体としては直訳寄りですが、日本語の余白をきちんと英語の語感に置き換えているのがフリーレンらしいところです。


第1期サブタイトルの英語表現を掘り下げる

一覧を眺めるだけではもったいないので、英語学習の教材として使える表現をピックアップして解説します。

第1話 The Journey's End/第4話 The Land Where Souls Rest

第1話「冒険の終わり」はThe Journey's End。ここで注目したいのが定冠詞theです。シリーズ英題は無冠詞の Beyond Journey's End、第1話は the が付いた The Journey's End。前者は「旅の終わり」という一般的な概念、後者は「(ヒンメルたちの)あの旅の終わり」という特定の出来事を指しています。冠詞ひとつで抽象と具体を切り替えるのは、英語ならではの芸当です。

第4話「魂の眠る地」はThe Land Where Souls Rest。where は関係副詞で、「魂が眠る(ところの)土地」と後ろから land を修飾しています。the place where 〜/the land where 〜 は英作文でそのまま使える型なので、丸ごと覚えてしまうのがおすすめ。rest は「休む」ですが、死者について使うと「安らかに眠る」の意になります(墓碑の Rest in Peace=R.I.P. と同じ rest)。

第8話 Frieren the Slayer/第9話 Aura the Guillotine

第8話と第9話は、英語の「異名」構文がそのまま学べる貴重な回です。Frieren the Slayer(葬送のフリーレン)、Aura the Guillotine(断頭台のアウラ)——どちらも「固有名詞 + the + 名詞」という形。これは Alexander the Great(アレクサンダー大王)、Ivan the Terrible(雷帝イヴァン)と同じ、英語で古くから使われてきた称号のつけ方です。日本語の「〜の◯◯」という異名は、英語では語順が逆になって「◯◯ the 〜」になると覚えておくと、海外Wikiのキャラ名がすっと読めるようになります。他のキャラクターの英語表記は葬送のフリーレン キャラクター英語名一覧にまとめました。

第13話 Aversion to One's Own Kind/第15話 Smells Like Trouble/第17話 Take Care

第13話「同族嫌悪」はAversion to One's Own Kind。aversion to 〜 で「〜への強い嫌悪」、one's own kind は「自分と同じ種類の者=同族」。抽象名詞ひとつで日本語の四字熟語を受け止めている好例です。第15話「厄介事の匂い」はSmells Like Trouble。smell like 〜 は「〜のにおいがする」から転じて「〜の気配がする」という日常表現で、That smells like trouble.(それは面倒なことになりそうだ)はそのまま会話で使えます。

そして個人的にいちばん好きなのが第17話「じゃあ元気で」=Take Care日本語の別れ際のひと言に、英語の別れ際の定番があまりに自然にはまっている訳です。Take care. は「じゃあね、気をつけて」くらいの温度感で、See you. よりわずかに相手を気づかう響きがあります。第28話のIt Would Be Embarrassing When We Met Again(また会ったときに恥ずかしいからね)と合わせて読むと、この作品が「別れ」をどう描いてきたかが英語でも一本の線でつながるのが分かります。名台詞の英訳は葬送のフリーレンの英語名言・セリフ集でも紹介しています。


TVアニメ第2期=Season 2の英語タイトルと放送情報

第2期は2026年1月16日から3月27日まで、全10話(シリーズ通算では第29〜38話)が放送されました。制作は引き続きマッドハウス、監督は北川朋哉に交代しています。オープニングはMrs. GREEN APPLE「lulu.」、エンディングはmilet「The Story of Us」。海外配信は第1期と同じくCrunchyrollです。

なお、第2期に「Season 2」以外の公式な英語サブタイトルは発表されていません。海外サイトでは "Frieren: Beyond Journey's End Season 2" と表記するのが一般的です。放送スケジュールは冬季五輪中継の関係で一部の話数が1週延期されるなど変動があったため、配信日・話数の細部は各サービスの最新表示でご確認ください。


【一覧表】第2期 全10話の英語サブタイトル一覧

第2期の各話サブタイトルも一覧化します。左端は第2期内での話数、括弧内はシリーズ通算の話数です。

話数日本語サブタイトル英語サブタイトル
第1話(29)じゃあ行こうかShall We Go, Then?
第2話(30)南の勇者The Hero of the South
第3話(31)好きな場所Somewhere She'd Like
第4話(32)誰かの故郷Other People's Homes
第5話(33)北部高原の物流Logistics in the Northern Plateau
第6話(34)討伐要請A Demon-Slaying Request
第7話(35)神技のレヴォルテThe Divine Revolte
第8話(36)立派な最期A Magnificent End
第9話(37)ヒンメルの自伝Himmel's Memoirs
第10話(38)美しい光景A Beautiful Sight

第1話のShall We Go, Then?は、Shall we 〜? の誘いかけに then(じゃあ)を添えた形で、「じゃあ行こうか」の口語のニュアンスまで拾えています。第3話Somewhere She'd Likeは she would like(彼女が気に入りそうな)が somewhere を修飾する形で、日本語の「好きな場所」より一段やわらかい表現。第9話Himmel's Memoirsの memoir(回顧録・自伝)は、autobiography より「個人的な回想」の色が濃い単語です。


第3期「黄金郷編」は英語でThe Golden Land

第2期の最終話放送直後、第3期の制作と「黄金郷編」の映像化、そして2027年10月放送予定が発表されました。この「黄金郷編」は、英語圏ではThe Golden Land Arcという呼称で知られている章です。golden land を直訳すれば「黄金の地」。日本語の「郷(きょう)」——桃源郷のような、たどり着くことが目的化した理想の土地——を、英語では land という素朴な語で受けているのが対照的です。

ただし、第3期の公式な英語タイトル表記(サブタイトルを付けるのか、Season 3 とだけ呼ぶのか)は本記事執筆時点で未発表です。The Golden Land Arc という言い方はあくまで原作の章名として海外で定着している呼称であり、公式のシーズン英題として確定したものではありません。放送時期も含め、最新情報は公式サイトの発表でご確認ください。


【一覧表】原作の章(アーク)英語名一覧

海外のあらすじ記事や考察を読むとき、避けて通れないのが「アーク(arc)」の名前です。英語圏で使われている章名を一覧化しました。

#英語アーク名日本語での内容原作巻の目安映像化
1Beyond Journey's End Arc旅立ち〜フェルンとの旅の始まり1〜2巻第1期
2Aura the Guillotine Arc断頭台のアウラとの戦い2〜3巻第1期
3Travels to Äußerst Arcオイサースト(試験会場)への道中・ザインとの出会い3〜4巻第1期
4First-Class Mage Exam Arc一級魔法使い選抜試験(3つの試験)4〜7巻第1期
5Continued Northern Travels Arc試験後の北への旅7〜8巻第2期
6Divine Revolte Arc神技のレヴォルテ8巻第2期
7The Golden Land Arc黄金郷編8〜11巻第2期(一部)/第3期
8Goddess's Monument Arc女神の石碑11〜13巻未定
9Imperial Territory Travels Arc帝国領の旅13巻未定
10Foundation Festival Arc建国祭13〜15巻未定

これらのアーク名は公式が定めた正式名称ではなく、Frieren Wiki(Fandom)などのファンコミュニティで整理・定着した呼称です。Fandom自身も「非公式であり変更されうる」と明記しています。区切り方や名称は媒体によって異なる場合があるため、あくまで目安としてご覧ください。英語版コミックスはVIZ Mediaが刊行しており、読み方は葬送のフリーレンの英語版漫画で英語学習で解説しています。


season / cour / arc / chapter の使い分け

一覧を見ていて「season と arc はどう違うの?」と気になった方も多いはずです。海外の記事を読むときに必須の語彙なので、ここで整理しておきましょう。

  • season:放送単位の「期」。Season 1=第1期、Season 2=第2期。英語圏ではこの区切りがいちばん一般的です。
  • cour:日本語の「クール」がそのまま英語に輸入された語で、約3か月=12〜13話のまとまりを指します。フリーレン第1期は two consecutive cours(2クール連続)と説明されます。英語ネイティブにも通じない場合があるアニメファン用語です。
  • arc:もともと「弧」の意味で、物語が立ち上がって収束するまでの一続き=story arc。日本語の「◯◯編」に対応します。
  • chapter:漫画の「第◯話」。日本語の話数に対応します。

つまり、Season 1(第1期)の中に First-Class Mage Exam Arc があり、その arc が複数の chapter で構成されている、という入れ子構造です。「編=chapter では?」と思いがちですが、英語では章のまとまりは arc、1話ぶんが chapterという使い分けなので、ここを取り違えないようにしましょう。


ミニアニメ「●●の魔法」の英語タイトルもユニーク

見落とされがちですが、公式のショートアニメ『葬送のフリーレン ~●●(まるまる)の魔法~』にも英語タイトルがあります。Crunchyrollのホームメディア表記ではFrieren: Beyond Journey's End – Spell That Does OOO日本語の伏せ字「●●」が、英語では「OOO」に置き換わっているのが微笑ましいところです。

各話のタイトルも英語学習向きで、たとえば「考えていることを言ってしまう魔法」はSpell That Makes You Say What You're Thinking、「お酒からアルコールだけを抜く魔法」はSpell That Removes Alcohol Content from Alcoholic Beverages、「しつこい油汚れを落とす魔法」はSpell to Remove Tough Oil Stains「Spell that + 動詞」または「Spell to + 動詞の原形」で「〜する魔法」という、関係代名詞と不定詞の使い分けがそのまま並んでいます。なお、ミニアニメは第2期・第3期分も配信されていますが、全話に公式英語タイトルが付いているかは確認できていません(英語版Wikipedia上も一部は空欄)。


英語タイトルを入り口にフリーレンを英語で楽しむ方法

「英語タイトルが分かったので、実際に英語音声・英語字幕で観てみたい」という方に向けて、視聴方法と学習法を整理します。前提として、日本から普通に配信サービスを開くと日本向けのカタログしか表示されず、英語音声を選べない作品がほとんどだという壁があります。そこで使うのがVPNで、手順は次の3ステップだけです。

1. NordVPNでアメリカなど英語圏のサーバーに接続する

2. その状態で、いつも通り配信サービス(Netflix・Crunchyrollなど)を開く(海外からアクセスしているように扱われます)

3. 英語音声・英語字幕を選んでフリーレンを視聴する

この流れで、普段お使いのアカウントのまま海外版カタログの英語音声・字幕にアクセスできるようになります(NordVPN)。VPN接続は、英語版アニメを視聴するための実質的な前提条件で、NordVPNはVPNサービスの中でも人気が高く、初めての方にも選ばれやすいのが特徴です。配信サービスや対応地域・作品ラインナップは時期によって変わるため、視聴前に必ず各サービスの最新の案内をご確認ください。どのサービスで英語版を観られるかの比較は葬送のフリーレンを英語で見る方法(配信サービス比較)で詳しく解説しています。

英語で観る環境が整ったら、筆者が実際にやっていた学習法も試してみてください。1つ目はスクリプト×AI活用法。「Frieren Beyond Journey's End script」のように英語タイトルで検索すると英語のセリフ一覧が見つかるので、気になったセリフをコピーしてChatGPTなどのAIに「このセリフのニュアンスと文法を解説して」と投げると、教科書には載っていない口語の背景まで教えてくれます。英語タイトルを正確に知っていること自体が、英語の情報にたどり着くための検索キーになる——これが、タイトルを覚えておく実用的なメリットです。2つ目は反復学習法で、VODアプリのダウンロード機能・バックグラウンド再生を使えば、通勤や家事の合間に同じエピソードを繰り返し聴けます。フリーレンは会話のテンポがゆっくりで、静かな間が多いため、アニメの中でも特にリスニング初心者に向いた作品です。「好きな作品だからこそ、話の内容を大体知っていて英語に集中しやすい」——これがアニメで英語を学ぶ最大の強みです。


まとめ|葬送のフリーレンの英語タイトル早見まとめと関連記事

この記事では、葬送のフリーレンの英語タイトルを階層ごとに整理しました。作品名はFrieren: Beyond Journey's End(東南アジア版は Frieren: Remnants of the Departed)、TVアニメ第1期は全28話(2023年9月〜2024年3月)、第2期は全10話(2026年1月〜3月、通し29〜38話)、第3期は黄金郷編=The Golden Landを2027年10月から映像化予定。異名の「葬送のフリーレン」は英語でFrieren the Slayer(媒体により Frieren the Reaper)と訳され、タイトルと異名が別々の英語になったことで、日本語版だけの「タイトル回収」が生まれている——これがフリーレンの英語タイトルを追いかける最大の面白さです。

そして beyond、journey's end、the land where 〜、Aura the Guillotine といった表現は、そのまま英語の教材になります。英語タイトルを入り口に、ぜひ英語版のフリーレンにも触れてみてください。

  • この記事を書いた人

YOSHI

アニメ・海外ドラマ・サッカーなどエンタメで楽しく英語学習中。留学経験はなし。大学時代に英語を始めて就職後は海外事業を担当。現在は独立してフリーランス。2児の父。TOEIC990。VERSANT76。

-葬送のフリーレン

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