オンライン英会話を続けたことで、スピーキングテストVERSANTのスコアが大きくアップしました(58点⇒69点)。
オンライン英会話は使いこなせば効果絶大なツールなので、詳し解説しますね。
オンライン英会話は、いつでもどこでも英会話レッスンが受けられる、しかも格安という英語学習者にとって最高のツールです。
一方で、オンライン英会話を続けても効果を感じないという声も。
ぼく自身、オンライン英会話という存在は知っていながら、何となく手が出せずにいました。
しかし、英語を使う仕事をしていながら胸を張って「英語が話せます」と言えない状況を何とか変えたいと思い、3ヶ月前に一念発起して始めました。
その結果として感じたのは、オンライン英会話の効果があるかないかは、利用の仕方次第だということ。
実際、オンライン英会話のおかげでかなり滑らかに英語が出てくるようになりましたし、VERSANTというスピーキングテストのスコアも3ヶ月で11点アップしました。
ぼく自身は英語学習経験が長いので、英語力のベースとしては高いものがあったと思います。
ただそれを差し引いても、オンライン英会話は使い方次第で最高の英語学習ツールになると感じました。
一方で、何となく続けるだけでは全く成長しないと痛感したのも事実です。
本記事では、そんな僕が感じた「オンライン英会話は効果なし」と感じてしまう人の特徴を9つまとめました。
オンライン英会話を始めようと思っている方、効果がいまいち感じられないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「オンライン英会話は効果なし」と感じる人の9つの特徴
ぼく自身、3ヶ月間毎日オンライン英会話でレッスンを受講してきました。
最終的には大きな効果を実感できたわけですが、一方で「効果なし」と感じてしまう人が多い理由もよく分かりました。
従来の英会話スクールと違い、オンライン英会話では自分で決定・管理することが多いんですよね。
例えば、下記のようなポイントです。
- 月に何回レッスンをするのか
- どのレッスン教材を使うのか
- 予習・復習はそれぞれ何分やるのか
- どの国籍の講師を選ぶのか
講師も固定ではないので、誰かがカリキュラムを考えてくれるわけではありません。
オンライン英会話で結果を出すなら、自分で主体的にレッスン内容やスケジュールを考え、取り組んでいく必要があります。
このあたりがうまく実践できていないと、「数カ月続けてみたけど効果がなかった」ということになりがちです。
そうならないために必要なポイントを、以下9つまとめてみました。
「オンライン英会話は効果なし」と感じる人の9つの特徴
- 基礎的な勉強をしていない
- ただレッスンを受けているだけ
- レッスン外で勉強していない
- レッスン回数が少ない
- 予習・復習をしていない
- 分かったフリをする
- 明確な目標がない
- サービスが合っていない
- 短期的な効果に期待している
順番に見ていきましょう。
①:基礎的な勉強をしていない
まず英語学習の基礎を勉強していない場合です。
単語・文法・発音という英語力のベースを、ゼロからオンライン英会話で学ぶのは、はっきり言って効率が悪いです。
理由はシンプルで、単語の意味、文の構造、口の動かし方など、英語で説明されてもほとんど分からないからです。
オンライン英会話と同時並行でもいいので、自分でできる基礎学習は一通りやってしまいましょう。
学んだことをオンライン英会話ですぐアウトプットすることで、一気に吸収できますよ。
基礎レベルを身につける方法は以下記事を参考にしてみてください。
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②:ただレッスンを受けているだけ
機械的に毎日レッスンを受けて、講師の指示に従ってレッスンを進めるだけ、というような場合も効果は出にくいです。
英会話スクールと違って、オンライン英会話の講師は固定ではありません。
つまり、あなたがこの先何をどういう順番で身につけるべきか、教えてくれる人がいないということです。
なので、自分で何が足りないかを考え、その部分にフォーカスしたレッスンにしていく必要があります。
- 「英語の文章を作るのに詰まりがちだから、文法のレッスンを重点的に受けてみよう。」
- 「昨日習ったこの表現を今日のレッスンで使ってみよう。」
上記のように常に目的意識を持って、主体的にレッスンに参加する姿勢が大事です。
③:レッスン外で勉強していない
レッスン外で勉強していない人も、英語力は伸びづらいです。
レッスン数としては、1日1レッスンを選ぶ方が多いと思います。
ただ、1日30分しか英語に触れていないなら、どれだけ続けても話せるようにはなりません。
かといって闇雲にレッスン数を増やしても、効果は薄いです。
レッスン以外の時間でも積極的に英語に触れるようにしましょう。
むしろレッスン以外の時間がメインで、オンライン英会話は英語学習全体のごく一部だという認識の方がうまくいきます。
レッスン外で英語表現をインプットし、覚えた表現をレッスンでアウトプット。
このサイクルが回せるようになると、飛躍的に英語力は伸びていきます。
数カ月という短い期間で成長を実感したいなら、1日3時間は英語に触れるのが望ましいです。
3時間って聞くと大変そうですが、通勤中や家事をしながらなど、すきま時間・ながら時間を有効活用することで、意外と達成できますよ。
④:レッスン回数が少ない
月に数回しかレッスンを受けていない、という場合も伸びづらいです。
基本的にはやはり、1日1レッスン以上が理想ですね。
留学経験者でも、あまり話せない状態のまま帰ってくる人は大勢います。
常に英語に触れる環境にいても、話せるようになるかは自分次第ということです。
日本にいながらある程度話せるようになりたいなら、それ以上に濃い英語学習時間を積み重ねていく必要がありますよね。
レッスン外でどんどん英語表現を吸収しつつ、1日1回はレッスンで実際の英会話を実践。
甘くはないですが、しっかり成果を出したいなら、これくらいは継続したいですね。
⑤:予習・復習をしていない
一切予習・復習をしていない、という場合も要注意です。
レッスン中に新しい表現を学ぶと「もう覚えた」と錯覚しがちですが、翌日にはほとんど忘れているものです。
予習で覚えた表現をレッスンで使い、さらに復習をすることで、ようやく記憶に定着していきます。
せっかくオンライン英会話でレッスンを受けるなら、少しでもいいので予習・復習をしましょう。
5分早く座ってテキストに目を通すとか、電車での移動中に予習・復習をするなど、簡単なことから始めてみるのがおすすめです。
なお、ぼく自身も利用しているDMM英会話なら、レッスン教材のボキャブラリーをアプリ「iKnow!」で復習することができます。
効率よく予習・復習したい方はチェックしてみてください。
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⑥:分かったフリをする
レッスン中に分かったフリをして質問しないというのも要注意です。
例えば、質問をしないと聞き取れない原因が「表現を知らなかったから」なのか「発音が分からなかったから」なのか分かりません。
これを続けてしまうと、いつまで経っても分からないものは分からないままです。
課題によって、発音への理解を深めるべきなのか、語彙・表現をふやすべきなのか、方向性がまるで違ってきます。
固定で指導してくれる先生がいないからこそ、自分自身で課題を見つけて取り組んでいく必要があるんですよね。
さらに講師にとっても、あなたが「どこが分からないのか」が分からないので、的確なアドバイスができません。
- 聞き取れなかったらもう一度聞く。
- それでも分からなかったら、チャットボックスに入力してもらう。
こうやって地道に苦手をつぶしていくことが、英語力アップには不可欠です。
地道ですが、数カ月後には大きな差になって表れてきます。
⑦:明確な目標がない
明確な目標を設けることも、オンライン英会話に意欲的に取り組むには必須です。
もちろん英会話自体が楽しくて続けるというのもアリですが、短い期間で結果を出したいなら何かしら目標を立てておくべきです。
目標設定において、資格試験は客観的な指標になるのでおすすめです。
近年はTOEICスピーキングの受験者も増えていますね。
ぼく自身は先述の通り、VERSANTというスピーキングテストのスコアを指標にしました。
費用は少し高いですが、オンラインで簡単に受けられるので、現在の実力を確認し、目標設定するのに役立ちました。
⑧:自分に合ったサービスが選べていない
もしかしたら、選んだサービスが自分に合っていなかったということもあるかもしれません。
例えば、オンライン英会話選びでは以下のようなポイントが重要です。
- 1日のレッスン回数
- 1回のレッスン時間
- 講師の国籍
- レッスン教材のバリエーション
- レッスン予約の有無
例えば、
- 毎日同じ時間にレッスンを受けられるなら、レッスン予約制のサービスで習慣化。
- 予定が流動的で難しいなら、空き時間で「今すぐレッスン」。
といった感じで、日々の生活の中で無理なく続けられるサービスを選ぶのが大事です。
とはいえしばらく使ってみないと分からない部分もあるので、初めは1カ月おきに変えてみるのもありですね。
ぼく自身も当初は毎月のように乗り換えていました。
フレッシュな気持ちで臨めますし、オンライン英会話は基本的に契約期間の縛りがないのでおすすめです。
「オンライン英会話選びで迷っている」・「乗り換えを検討中」という方は、おすすめのオンライン英会話を以下記事で比較しているので参考にしてみてください。
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⑨:短期間での英語力向上に期待している
最後に、知っておきたいこととして残念ながら英語力は短期間では伸びません。
ぼく自身は何とか3カ月で結果を出すことができましたが、それまでにかなりの英語学習経験がありました。
1カ月や2カ月など、あまりに短期での英語力アップを期待していると、効果が感じられずに挫折してしまいます。
目安としては、「毎日レッスン+レッスン外でのインプット」をしっかり継続するという前提で、成長を感じられるまで半年程度は見ておいた方がいいです。
英語力の伸びは、時間に比例するものではありません。
なかなか成長を感じられませんが、ある時急に「あれ?なんか聞き取れるぞ」とか「なんか言葉が出てくるぞ」という瞬間が来ます。
半年後を見据えて、コツコツ取り組んでいきましょう。
振り返ったとき、思った以上に英語力が伸びているはずです!
「オンライン英会話は効果なし」かは使い方次第
以上、オンライン英会話は効果なしと感じる人の9つの特徴をご紹介しました。
オンライン英会話を活用して結果を出したいなら、以下9つのポイントに当てはまっていないかチェックしておきましょう。
「オンライン英会話は効果なし」と感じる人の9つの特徴
- 基礎的な勉強をしていない
- ただレッスンを受けているだけ
- レッスン外で勉強していない
- レッスン回数が少ない
- 予習・復習をしていない
- 分かったフリをする
- 明確な目標がない
- サービスが合っていない
- 短期的な効果に期待している
地道ではありますが、難しいことは何一つないので、あとは継続できるかどうかです。
オンライン英会話が「効果なし」と感じるかどうかは、取り組み方次第ということですね。
もしまだオンライン英会話を始めていないなら、自分に合ったサービスを選んでさっそく始めてみましょう。
以下記事で、おすすめオンライン英会話をサクッと選べるように比較しています。
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オンライン英会話はコスパ最強の英語学習ツールです。
うまく使いこなせば、「効果なし」なわけがありません。
ぜひ英語力アップに有効活用していきましょう!