VERSANT対策

英語スピーキングテストVERSANTとは【これさえ読めば完ぺきです】

2020年8月3日

英語スピーキングテストVERSANTとは【これさえ読めば完ぺきです】
英語スピーキングテストのVERSANT(バーサント)って最近たまに聞くけど、どんな試験なのかな?役に立ちそうなら受けてみたいので、試験の仕組みや採点項目など、概要を知っておきたいなあ。

 

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • VERSANTの試験内容
  • VERSANTを受けるメリット
  • 個人受験の方法・料金・時間
  • VERSANTの採点項目と採点比重

 

この記事を書いている人

Yoshiプロフィール

 

本記事では、VERSANTスピーキングテストについて全く知らないという方でもわかるよう、詳しく解説していきます。

ぼく自身、この3カ月でVERSANTを5回も受験し、スコアアップのために色々調べたのでかなり詳しくなりました。

 

VERSANTが気になる、受けようか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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※本記事ではVERSANT=VERSANTスピーキングテストとします。本記事の内容はVERSANT公式HPVersant™ English Test Test Description and Validation Summaryを参考に、2020年8月時点の情報を元に記載しております。

 

VERSANTスピーキングテストとは

VERSANT試験の概要

まずはVERSANTの概要を押さえておきましょう。

 

VERSANTの基本情報

まずはVERSANTの基本情報です。

VERSANTは世界最大規模の教育会社Pearson社が開発した英語スピーキングテストで、特徴は以下の通りです。

 

VERSANTの基本情報

  • AI採点のスピーキングテスト
  • スマホ・PCでいつでもどこでも受験可
  • 6つのパートに分かれており計63問
  • 約20分で終わり、1~2分で結果確認可(※)
  • 評価項目は①文章構文、②語彙、③流暢さ、④発音の4つ
  • スコアは20点~80点で評価

※サーバー・通信状況によってもっとかかる場合もあります

 

VERSANTは信頼性の高いスピーキングテストで、HiltonやJTなど大手グローバル企業でも採用されています。

TOEIC Listening & Readingではスピーキング能力は判断できないので、より実践的な英会話力を測る指標として最近注目度が上昇しています。

 

VERSANT受験者数の推移

VERSANTについては、国内では日本経済新聞社が2015年から販売をしており、5年余りで累計受験者数が30万人を大きく突破したとのこと(参照:日経・アルク「第3回英語スピーキング・チャレンジ」成績発表 スコア分析レポート)。

 

販売開始頃より受験者数は増えているはずなので、直近の年間受験者数はこれまでの平均である6万人よりは多いでしょう。

 

比較対象として、同じくスピーキングテストとして有名なのがTOEIC SW(Speaking & Writing)ですね。

TOEICの公式サイトを見ると、2019年度は3.5万~4万人、中止になった2020年3月分を入れてもTOEIC SWの年間受験者数は4万人を超える程度だと考えられます(参照:TOEIC®Speaking & Writing Tests 受験者数の推移)。

 

正確な数値が公表されていないのであくまで推測ですが、これらの数字からVERSANTはTOEIC SWと同等またはそれ以上の受験者数を持つ試験といえそうです。

 

VERSANTのテスト内容

詳しくは後々の章で解説しますが、テスト内容についても簡単に見ておきましょう。

 

VERSANTスピーキングテストの内容

  • パートA:音読(8問)
  • パートB:復唱(16問)
  • パートC:質問(24問)
  • パートD:文の構築(10問)
  • パートE:話の要約(3問)
  • パートF:自由回答(2問)

 

特徴的なのは、パートBの「復唱」、パートDの「文の構築」、パートEの「話の要約」、などですね。

メモも禁止なので、耳で聞き取った英語をそっくりそのまま記憶しておいて答える必要があり、慣れていないとかなり苦戦します。

 

VERSANTで試される英語力とは|リスニング力も超重要

どんな能力が試される?

VERSANTスピーキングテストで試される英語力とはどんなものでしょうか?

 

VERSANT公式サイトでの説明は、以下の通りです。

ネイティブによる自然なスピードで流れる質問を聞き、回答するテストです。

リスニング能力とスピーキング能力(自然さ、流暢さ、即時性)の両方を測定します。

出典:VERSANT公式サイト

 

簡単に言うと、「日常会話において瞬時に相手の言ったことを理解し、適切に回答する能力」が試されるテストになります。

 

VERSANTで求められる英語力とは

「日常会話において瞬時に相手の言ったことを理解し、適切に回答する能力」

 

実はリスニング力が鍵を握るテスト

公式サイトの説明にもある通り、VERSANTはスピーキングテストという名前でありながらも高いリスニング力が求められます。

まずは聞き取れることが前提で、それを正しくリピートしたり並び替えたり再現したり、といった具合です。

 

さらにその音声は、実際の会話場面を想定してのことだと思いますが、あまり音質がクリアじゃないのでけっこう聞き取りにくいです。

TOEICなどで聞き取りやすいクリアな音声に慣れている場合は、難しく感じるでしょう。

 

普段からいかに「生の英語」に慣れているかが試されますね。

 

いかに迅速に英文を組み立て、アウトプットできるか

スピーキングテストなので、正確にリスニングができた上で、問いに対する回答を迅速にアウトプットしていくことが当然求められます。

 

聞き取った文章をそのまま再現したり、バラバラに聞いたパーツを一つの文章に組み立てたり、聞いたストーリーを順序立てて話したり、といった感じです。

 

適切に回答していくためには、①基本的な語彙が瞬時に思い浮かび、②基本的な文法を瞬時に使いこなし、③それらを正しい発音でアウトプットしていく必要があります。

 

内容は決して難しいわけではありませんが、いかに無意識レベルまで英語を落とし込めているかが問われる試験だと言えます。

 

VERSANTを受験するメリット|転職に使える?

どんなことに役立つ?

VERSANTを受験するメリットは、大きく分けて2つです。

 

VERSANTを受験するメリット

①:就職・転職時の英語力のアピール

②:英語学習における客観的指標

 

① 就職・転職時の英語力のアピール

1つ目のメリットは、就職・転職時の英語力のアピールに使えるという点です。

受験者数の増加からも分かる通り、VERSANTは外資系やグローバル企業を中心に導入が進んでいます。

 

ただ、正直言ってまだまだ認知度は低いと言わざるを得ません。

一般的な日系企業では、TOEIC (Listening & Reading)の方がアピール力は高いでしょう。

 

ただ、TOEICではスピーキング力を測るのには不十分だということも長年言われているので、今からVERSANTにチャレンジしておく価値は十分あります。

また外資系企業への就職・転職を目指しているのであれば、VERSANTハイスコアが効果を発揮する可能性が高いです。

 

② 英語学習における客観的指標

さらに、英語学習における客観的な指標としても優れています

ぼく自身はこちらの目的でVERSANTを受験してきました。

 

英会話力ってかなり主観的なもので、数値化するのが難しいんですよね。

TOEIC SWがかなり普及してきましたが、申し込んで、受験して、結果が出るまでにはかなり時間がかかります。

 

その点、VERSANTはいつでもどこでも受けられて、すぐに結果が分かります。

手軽に客観的な数値として英語学習の成果を測ることができるというのは大きなメリットです。

 

ぼく自身、自分の英会話力を可視化できたことで更なる向上に向けてモチベーションが上がり、オンライン英会話や自主学習に打ち込むことができました。

 

VERSANTスコアの目安|日本人平均は38点

VERSANTスコアの目安|日本人平均は38点

日本経済新聞がまとめたレポートや、VERSANT公式サイトのページから参考になりそうなスコアの目安をざっくりまとめると、以下の通りです。

 

VERSANTスコアの目安

  • 69点以上:ネイティブレベル
  • 58点以上:ネイティブと議論できる
  • 47点以上:英語でビジネスができる
  • 38点  :日本人の平均
  • 35点以下:英会話が成り立たない

出典:VERSANT「VERSANTチャレンジ」リポート

 

日本人平均は38点ですが、VERSANTを受けている日本人はそもそも英語力が高い層だと考えられるので、決して38点が簡単というわけではありません。

ただ、そんな比較的英語ができる日本人の平均でも、英語でビジネスができる水準の47点には程遠いですね。

 

VERSANTはグローバルに採用されている指標なので、いかに日本人の英語力が実用レベルにないかを痛感させられます。

とはいえ焦っても仕方ないので、まずは日本人平均の38点、続いて英語でビジネスができる47点を目指していくのが現実的な目標になります。

 

VERSANTのスコアについては、『VERSANTスコアの目安【TOEICとの相関やビジネスで使えるレベル等】』にも詳しくまとめているので、もっと深く知りたい方はそちらをどうぞ。

 

VERSANT個人受験の申し込み・受験方法・受験料金・所要時間

VERSANT個人受験の申し込み・受験方法・受験料金・所要時間

続いて、VERSANTを個人受験する場合の申込・受験方法、受験料金、所要時間についてまとめました。

 

VERSANTの個人受験申し込み方法

個人で受ける場合は、VERSANT公式サイト右上の「個人で受験をご希望の方」から販売代理店を選び、申し込みます。

購入手続きをしても即受けられるわけではなく、受験番号が届くまでに数営業日かかる場合もあるので、ご注意ください。

僕の場合はだいたい翌日までには届いていましたが、その時々で誤差はありました。

 

VERSANTの受験方法

VERSANTスピーキングテストは「スマホアプリ・ウェブブラウザ・ソフトウェアインストール」と3種類の受験方法があります。

特にこだわりがなければ、スマホアプリが一番手軽で便利だと思います。

 

スマホアプリでの受験方法

①:スマホアプリをダウンロード

②:「Do you have a Test Identification Number?」⇒「Yes」を選択

③:「Start Test」を選んでTINナンバーを入力

 

これだけで受験が開始されます。

 

なお、ホーム画面から「Practice」をタップすることで練習問題にトライすることができます。

出題形式が特殊なだけに、慣れは非常に大きな要素になるので、初受験の前にはぜひ練習しておきましょう。

 

VERSANTの受験料金・費用

2020年8月時点で、受験料は一回5,500円(税込)とけっこう高いです。

ぼくが受験したときはキャンペーンがずっと開催されていたので、1回分の料金で2回受けることができました。

 

よいスコアを出すには試験慣れも重要なので、キャンペーンが実施されていたら積極的に活用するのがおすすめです。

 

以下赤丸部分のように期間限定で1回の受験料で2回受験できるキャンペーンが実施されていたりするので、トップページのお知らせをチェックしてみましょう。

VERSANT公式サイト

 

VERSANTの所要時間

VERSANTの試験自体は約20分とされています。

オンラインなので移動時間も必要なくて、本当に便利ですよね。

 

ただ、よいスコアを狙うのであれば、事前にしっかりと頭と口を英語モードに切り替えるべく、音読やシャドーイングでウォーミングアップする時間も確保して臨みましょう。

 

VERSANTのスコアはいつ確認できる?

ぼく自身は5回受験しましたが、いずれも試験が終わって1~2分後にはスコアが出ました

サーバーや通信状況によって数時間かかる場合もあると書かれていますが、普通の環境であればその場ですぐ確認できるでしょう。

 

VERSANTのテスト内容

VERSANTのテスト内容

それではVERSANTテストの内容を詳しく見ていきましょう。

問題は以下の全6パートで構成されています。

 

VERSANTスピーキングテストの内容

  • パートA:音読(8問)
  • パートB:復唱(16問)
  • パートC:質問(24問)
  • パートD:文の構築(10問)
  • パートE:話の要約(3問)
  • パートF:自由回答(2問)

 

※問題例はVersant™ English Test Test Description and Validation Summaryから引用しております。

 

パートA:音読(8問)

パートAでは、下記のような短い文章を8つ、指示に従って順番に読み上げます。

 

パートA 問題例

  1. Larry's next door neighbors are awful.
  2. They play loud music all night when he's trying to sleep.
  3. If he tells them to stop, they just turn it up louder.
  4. He wants to move out of that neighborhood.

 

4つの文で1つの固まりになっていて、ストーリー性があります。

前の文章からの流れを意識することで、うまく文意を捉えつつ音読できることと思います。

 

パートB:復唱(16問)

パートBでは、今度は音声で聞いたものをそっくりリピートします。

パートB 問題例

  1. Get some water.
  2. Let’s meet again in two weeks.
  3. Come to my office after class if you need help.

 

3語から15語からなる文が読まれますが、徐々に長い文章になっていきます。

後半になると、頭の処理が追い付かずに全くリピートできない、なんてこともあります。

 

パートC:質問(24問)

パートCでは、質問に対して、単語レベルで簡潔に回答します。

文で答える必要はないので、注意しましょう。

 

パートC 問題例(回答例)

  1. What is frozen water called?  (Ice)
  2. How many months are in a year and a half?  (Eighteen)
  3. Does a tree usually have more trunks or branches?  (branches)

 

上の3つ目のように、文末で「A or B」と質問してくるタイプが多いです。

その場合は、文末だけでも聞き取れれば、2分の1の確率で正解できますね。

その他、1つ目のようにモノの名前を答えたり、2つ目のように簡単な数字の問題も出題されます。

 

パートD:文の構築(10問)

パートDでは、1つの文章が3つのグループに分けられ、順不同で流れてくるので、それを正しい順番に並び替えて答えます。

パートD 問題例(回答例)

  1. in / bed / stay  (Stay in bed.)
  2. she didn't notice / the book / who took  (She didn't notice who took the book.)
  3. we wondered / would fit in here / whether the new piano  (We wondered whether the new piano would fit in here.)

 

文の構造をすばやく捉えられるかがカギですね。

段々1つ1つの固まりが長くなってくるので、頭の処理が忙しくなってきます。

 

パートE:話の要約(3問)

パートEでは、3~6文からなる短い話を聞き、その後の30秒間でできるだけ詳細に話を再現します。

VERSANT公式サイトに倣いタイトルは「話の要約」としましたが、実際に求められているのは「話の再現」なので注意しましょう。

指示文にも「Try to retell as much of the story as you can including the situation, characters, actions and ending.」とあり、聞いた話をできるだけ詳細に再現することが求められています。

 

以下例の通り、元々そこまで長い文章ではないので、要約してしまうと30秒間も話す内容がありません。

パートE 問題例

Three girls were walking along the edge of a stream when they saw a small bird with its feet buried in the mud. One of the girls approached it, but the small bird flew away. The girl ended up with her own feet covered with mud.

 

パートF:自由回答(2問)

パートFでは、生活上の問題や個人的好みに関する議題が与えられ、1問あたり40秒で意見を述べるというものです。

パートF 問題例

  1. Do you think television has had a positive or negative effect on family life? Please explain.
  2. Do you like playing more in individual or in team sports? Please explain.

 

「主張⇒理由⇒具体例」の順番で答えていきましょう。

 

VERSANTの採点項目と採点比重

⑨復習で「言えなかった」をつぶしていく

VERSANTの採点は「文章構文・語彙・流暢さ・発音」の4項目で成り立ち、それぞれの配点比重は以下の通りです。

 

VERSANTの採点項目と比重

  • 文章構文:30%
  • 語彙  :20%
  • 流暢さ :30%
  • 発音  :20%

 

均一ではなく、文章構文・流暢さが重視されている点に要注目ですね。

例えば、「流暢さ」を犠牲にして「発音」をよくしても、スコアは上がりづらいということになります。

 

VERSANT各パートと採点項目の関係性

各パートと採点項目の関係性

今まで見てきたように、VERSANTは6つのパートと4つの採点項目から成り立ちます。

改めて各パートと採点項目の関係性を整理しておきましょう。

 

Pearsonの英語版サイトに分かりやすい資料があったので引用します。

これがそのままVERSANTの採点方式に採用されていると考えられます。

各パートと採点項目の関係性

出典:Versant™ English Test Test Description and Validation Summary

 

少し説明をすると、上段が採点項目で、「Prounuciation = 発音」、「Fluency = 流暢さ」、「Sentence Mastery = 文章構文」、「Vocabulary = 語彙」ですね。

下段はパートAからFまで左から順番に並んでおり、下のバーは問題数を表しています。

 

例えば「Sentence Mastery = 文章構文」は、「パートB:復唱(Repeats)」「パートD:文の構築(Sent. Build)」「パートE:話の要約(SR)」からスコアが決まることが分かります。

 

といっても、「Vocabulary = 語彙」を除けばすべて3つ以上のパートからスコアが算出されているので、結局は総合的にスキルを上げていくしかないのですが、苦手克服の際の一つの参考にしてみてください。

 

VERSANTでハイスコアを狙おう

VERSANTを受けてみよう

以上、VERSANTスピーキングテストについて徹底解説してみました。

スピーキング力を客観的に測る指標としては非常に優れたテストだと思いますので、英会話力向上のモチベーションの一つとして取り入れてみてください。

 

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本記事が皆さんのお役に立っていれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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