英語学習をしている人なら、一度はドラマ作品で楽しく英語を学びたいと思ったことがあると思います。
ぼく自身も、元々アメリカのドラマが好きなので、何度も挑戦しました。そして全然聞き取れず、挫折してきました。TOEIC満点を取得した後でも、です。
本記事では、そんなぼくが『24-TWENTY FOUR-』を英語で見てみたら、どれくらい聞き取れるのか検証していきます。
ドラマで英語学習をしてみたい、有名な24の英語がどれくらい難しいのか気になる、という方の参考になれば嬉しいです。
海外ドラマの英語が聞き取れない方へ
「英語はそれなりに勉強してきたのに、海外ドラマになるとさっぱり聞き取れない」
「使われている単語や文法は簡単なはずなのに、早すぎて付いていけない」
そんな方は、騙されたと思ってぜひ以下の『American Accent Training』を試してみてほしいです。
海外ドラマの英語を聞き取ろうと思ったら、教科書的な発音から離れ、ネイティブが話すナチュラルな発音に慣れていく必要があります。
この本はそんなリアルなアメリカ英語発音のリズム・イントネーションを徹底解説した本で、より実践的なリスニング力が一段階アップすること間違いなしです。
元々は大型の書籍ですが、今はAudible版(アマゾンのオーディオブックサービス)も販売されています。
Audibleに初めて登録する場合はタダで『本の内容+音声』をダウンロードすることができます。(書籍版はかなり大型本なので、PDFになっているのも地味に嬉しいです。)
30日の無料期間中に解約すればお金はかかりませんし、ダウンロード済みのコンテンツは解約後も使い続けられます。
本の解説もすべて音声になっているので、通勤・通学など耳が空いている時間を使ってリアルなアメリカ英語発音への理解を深めてみてください。
海外ドラマの英語が少しずつ聞き取れるようになっていくはずです。
タップできる目次
『24』を英語(字幕なし)で視聴
まず、『24-TWENTY FOUR-』を字幕なしで見てみました。
第一話の冒頭のシーン、大統領夫妻の会話があるのですが、ぜんぜんわかりません。
ここまで聞き取れないとは思わず、けっこうショックでしたね・・・絶望。
ただ、主人公であるジャック・バウアーとその娘の会話なんかはだいたい理解することができました。
大統領夫妻が一番わからなかったですが、これは話し方のクセが聞き慣れないものだったからだと思います。
同じアメリカ人でも発音やリズムなど、かなり違うなと感じました。
『24』を英語(字幕あり)で視聴
次に、同じストーリーを字幕ありで見てみました。
例の冒頭の大統領夫妻のやり取り、「こんなこと言ってたのか!」とかなり驚きでした。
単語としては簡単なものばかりですが、聞いたことのないイディオムなどの口語表現が多く、字幕を読んでも理解できないものを聞いて理解できるわけがないなと思いました。
やっぱりTOEIC等の試験英語とは全くちがいますね。
『24』の英語がむずかしい理由
『24』の英語がむずかしい理由は主に以下の3つだと思っています。
理由①:口語的表現の多さ
先述の通りです。
例えば、以下のようなものです。
- I want to stay low-key.(目立たないようにしたいんだ)
- Is she still giving you the cold shoulder?(まだ彼女はあなたに冷たい態度なの?)
こういったテキストで習わないような表現が立て続けに出てきました。
文字でみれば何となく意味がつかめるものもありますが、聞いた瞬間にはわかりません。
やはりTOEIC等で基礎力をしっかり身に付けた後は、できるだけ生の英語に触れてこういった表現を吸収していかないと、ネイティブの日常会話を理解できるようにはならないですね。
なので、イディオムなどの口語表現がまとまった本である程度集中的に覚えてしまうのも1つの手です。
以下記事におすすめ本をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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英語イディオム・口語表現が学べるおすすめ本【リアル英会話に役立つ洋書3冊】
続きを見る
理由②:発音がクリアでない
これもよく言われることですが、TOEIC等の試験ははっきりと聞き取りやすく話されたものが収録されています。
日本語でも、一般人が日常会話で話すときは、そこまで一語一語はっきり発音せず、崩れた話し方になりますよね。
キレイに発音されたCDだけで勉強していると、なかなか生の英語は聞き取れるようになりません。
といっても、そのレベルを目指すのはTOEIC800点や英検準一級レベルの基礎が出来上がってからが望ましいと思います。
基礎ができていないままドラマなどのリアルな英語に挑戦しても、分からないことが多すぎて挫折する可能性が高いです。
理由③:個人個人の話し方のクセがある
私は大統領夫妻が聞き取りづらく感じましたが、やはり訛りや声質などで聞き取りにくいというケースはあります。
仕事でアメリカ人とコミュニケーションすることが結構ありますが、「この人の言うことはほぼ理解できるけど、あの人はまったくわからない」ということもよく起こります。
慣れが必要なのはもちろんですが、いろんな話し方を聞いて、同じ単語でもこんな発音もあるのか、と自分の聞き取れる「音の幅」を広げていくことが大事かなと思います。
ドラマで楽しく勉強を続けるためのポイント
冒頭でも述べた通り、ぼく自身はこれまで海外ドラマでの英語学習に何度もトライしては挫折してきました。
巷では、
- まずは日本語で見て、
- 次に英語字幕で見て、
- 分からない表現を調べて、
- 最後に字幕なしで見る
といった方法がよく紹介されていますが、ずっと画面に張り付かないといけない割に、なかなか進まなくて飽きやすいんですよね…。
そんな僕が楽しく効率的に続けるために実践している勉強法を「【必見】海外ドラマ英語学習を超効率的に進める勉強法+おすすめドラマ5選」にまとめましたので、同じように悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
ポイントは「復習は画面を見ずに、空いてる時間でやる」です。
『24』の英語難易度検証まとめ
以上、TOEIC満点が「24-TWENTY FOUR-」を英語で見て難易度を検証してみたという記事でした。
予想はしていましたが、口語的表現の多さ、崩れた発音、個人個人の話し方のクセなどにより、聞き取りにはかなり苦戦しましたね。
huluなら英語字幕付きで視聴可能(2020年12月現在)なので、2週間無料体験で一度試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。